第８０回：「複合名詞」とは何か。について確認します。
複合名詞の使い方も合わせて、丁寧に見てみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何？
A. 大事なことを、１枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. そもそも、「複合名詞」って、何？
A. ２つの単語が集まって、
１つの言葉として働いている名詞のことです。
今回は、「名詞＋名詞」のように、
２つの名詞が集まって、１つの意味になっているものを確認します。
複合名詞とは
- a tennis ball / a bus driver / income tax / my life story
上記のように、「名詞＋名詞」となっている部分が、「複合名詞」になっています。
今回のように、名詞が２つ並んだ場合は、
最初の名詞が、「形容詞」のように働き、「どのような物なのか」
などを表します。
このことから、
ex) garden vegetables (庭で育った野菜)
ex) vegetable garden (野菜が育っている庭)
のように、微妙に意味が異なる複合名詞を作ることも出来ます。
ちょっとした注意点
「名詞＋名詞」で複合名詞となっている場合、
最初の名詞は、「形容詞」のような働きをしていると書きました。
この時、最初の名詞は、単数形で表されますが、
「複数」の意味として扱われることがあります。
- a three-hour journey （３時間の旅）
two 14-year-old girls（14歳の二人の女の子）
（↑three hours / 14 years old になっていないことに注意）
複合名詞として使うのか、そうじゃないのか。
ちょっと気にしながら、言葉を並べることも大切です。
例文も確認しながら、複合名詞の使い方を見てみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの？
A. 例文を何個か書いておきます。
- An interview for a job is a job interview.
(就職の際に行われる面接＝就職面接) - Shoes for running are running shoes.
(走るために使う靴＝ランニングシューズ) - The results of your exams are your exam results.
(試験の結果＝試験結果) - At work in the morning I usually have a 15-minute break for coffee.
(朝職場で、私は15分のコーヒー休憩を取る。) - The oldest building in the city is the 500-year-old castle.
(この街で一番古い建物は、築500年の城だ。) - Do you use the twelve-hour clock or the 24 hour clock?
(あなたは、12時間表記の時計を使いますか？
それとも24時間表記のものですか？)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの？
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足：イラストの日本語訳
Do you have any plans on the weekend?
(週末何か予定ある？)
Yes, I have. Actually, I’m going to the swimming pool with my friend.
(うん。あるよ。実は、友達とプールに行くんだ。)
That sounds great, but drink a lot of water or you’ll suffer
dehydration. So, be careful.
(それは良いね。でも、水は飲むんだよ。そうじゃないと
脱水症になるから。気をつけてね。)
OK. I’ll drink as much water as I can.
(分かった。出来るだけ水を飲むようにするよ。)
It was fun, but I have a headache right now.
(楽しかったけど、今、頭痛い…)
That symptom is a part of the dehydration problem.
Did you drink water while you were playing in the swimming pool?
(それは脱水症状の1つだよ。プールで遊んでいる時にちゃんと給水してた？)
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Q. この記事の要点は？
A. 複合名詞の使い方を確認しました。
「名詞＋名詞」のうち、最初の名詞は「形容詞」のような働きがあることを、
理解しておくと、突然会話で使われても、対応出来ると思います。
あるいは、表現として、そのまま覚えてしまっても良いかもしれません。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること！
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は？
所有格の「’s」も「of」も「〜の」という意味になるけれど…
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
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