「no」と「none」の違い。ちゃんと使い分けられる? 英語文法解説 中級編 part 86

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
スポンサーリンク

第86回:否定表現の基本を確認する。

「no」と「none」「nothing」といった、
言葉の使い方を確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

否定表現の使い方のまとめ画像

[広告]
確かな英語力は、日々の継続から。
その継続を後押しする、第二言語習得理論に基づいた
オンライン英語学習プログラムがあります。
英語を使う人のための、確実なスキルアップが望める
7日間の無料体験はこちらから!

Q. 「no」と「none」の使い方の違いって何?

A. 「no」…「no + 名詞」
「none」…「none1語だけでも使える」

「no」と同じ意味の表現の作り方も含めて、
1つずつ確認してみましょう。

「no」と「none」を見比べる

  • No:「no + 名詞」の形で使う
    ex) There were no shops open.
    (開いている店は1つも無かった。)
    ※「no + 名詞」は、文頭でも使える。
    ex) No reason was given for the change of plan.
    (計画の変更について、理由は教えられなかった。)
  • None:1語で使える
    ex) All the tickets have been sold. There are none left.
    (チケットは売り切れている。一枚も残っていない。)
    ※「none + of + 〇〇」の形で使うこともある。
    ex) None of the shops were open.
    (開いている店は1つも無かった。)

「nothing」など、「no + 〇〇」になっている言葉

  • nothing / nobody / no-one / nowhere
    これらの単語は、相手からの質問に答える際には、
    1語だけで、答えになる便利な表現でもあります。
    ex) Where are you going? → Nowhere. I’m staying home.
    (どこかに行くの?→どこにも行かない。家にいる。)
  • 「be動詞」や「have」の後で活用することも出来ます。
    ex) We had nothing to eat.
    (食べ物が無かった。)

「nothing」等の表現は、以下のように言い換えることも出来ます。

  • nothing → not anything
    nobody → not anybody

    ex) I said nothing.
    → I didn’t say anything.
    (私は何も言わなかった。)
    ex) She told nobody about her plans.
    → She didn’t tell anybody about her plans.
    (彼女は、自身の計画について、何も言わなかった。)

※補足

  • 「nobody / no-one」を代名詞で言い換える時は、
    「they / them / their」を使う。
  • 「any / anything / anybody」を
    「どれでも/何でも/誰でも」の意味で使うこともある。

例文と合わせて、どんな意味として使われているかを確認してみましょう。

[広告]
英語のミスを、しっかり矯正したいですか?

このオンライン英会話スクールでは、
レッスン時に言った内容を、文字に起こして、
丁寧なフィードバックをしてくれるので、
ミスを1つずつ直していくことが出来ます。
ミスを直し、ワンランク上の英語力を身につけるなら、
こちらのオンライン英会話は、いかがでしょうか?

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • There is nowhere to cross the river. There’s no bridge.
    (川を渡る場所がどこにもない。橋が全然ない。)
  • I haven’t read any of the books you lent me.
    (君が貸してくれた本を一冊も読んでない。)
  • The town is still the same as it was years ago. Nothing has changed.
    (街は、数年前と同じだ。何も変わっていない。)
  • There was complete silence in the room. Nobody said anything.
    (部屋は完全な静寂だった。誰も何も話さなかった。)
  • My job is very easy. Anybody could do it.
    (私の仕事は簡単だ。誰でも出来る。)
  • The situation is uncertain. Anything could happen.
    (状況は不確実だ。どんなことでも起こりうる。)

[広告]
TOEICのスコアを上げたいけれど、
まとまった勉強時間が取れなくて困っている…
なら、細かいスキマの時間を使いながら、
少しずつスキルを積み重ねてみてはどうでしょう。
スマホ1つでスコアアップが出来る、
オンライン講座のリンクはこちらから。

Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる否定表現の使い方

[広告]
海外ドラマは、英語の勉強に最適!
お気に入りのドラマの字幕を見ながら、
楽しく会話表現の勉強をしてみてはどうでしょう?
動画配信サービスの無料お試し期間で、
ドラマを使った勉強法が自分に合っているか
試してみても良いと思います。

補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I have no reason to study a lot.
(たくさん勉強する理由なんてなくない?)

Why not? Why do you think so?
(え?なんでそう思うの?)

Because I don’t know how to use most of my knowledge.
(だって、ほとんどの知識の使い方が分からないし。)

Why don’t you think about how to use them, then?
(じゃあ、使い方を考えてみたら?)

I did, but nobody told me “the answer”.
They only said “think and create your own idea”.
(考えたけど、誰も「答え」を教えてくれなかった。
皆、「よく考えて自分のアイデアを作りなさい」
としか言わなかった。)

It seems she has still been studying.
She should realize how important it is to think.
(彼女はまだ「勉強」をしているみたいだ。
考えることがどれだけ重要なのかに気づくべきなんだけど。)

[広告]
ロゼッタストーン・ラーニングセンターで、最先端の教育制度を活用して英語を学びませんか?私たちは個々の学習ペースに合わせてeラーニングと対面教育を組み合わせ、柔軟な学習環境を提供しています。自宅でのeラーニングと対面教育のメリットを最大限に活かし、あなたの英語学習をサポートします。最新のテクノロジーと個別の指導が組み合わさった当センターで、自由な学習スタイルを体験してみませんか?英語学習を楽しく効果的に進めるための環境がここにあります。新たな一歩を踏み出して、新しい英語学習の旅に参加しましょう!

Q. この記事の要点は?

A. 否定語の活用の仕方を確認しました。

「no = not + any」という関係を理解して、
適切に文を作れるようにすることも大切です。
「any」が使われた時の意味にも注意しましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

[広告]
自分の英語力は向上させたい
けれど、
なかなか勉強の習慣が身につかない…
英語の資格を取りたい
けれど、
いつも途中で挫折してしまう…
ならばいっそのこと、
専属の講師に勉強の管理も任せて、
期間限定かつ、短期集中で、
トレーニングをしませんか?
資格取得に特化した英語塾のリンクは
こちらから。

関連記事一覧

[広告]
日本人の講師と学んで英語を使う不安を減らし
ネイティブの講師とのレッスンで、学んだことを活用する
そんな、体系的な英会話のレッスンを提供している、
オンライン英会話スクールのリンクはこちら。

他の文法解説記事を検索できます。

スポンサーリンク
ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました