過去から見た未来を表す 英語文法解説 中級編 part 14

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第14回:未来を表す表現を過去形で使う

未来を表す表現を過去形で使うと、
どのようなことを表せるのでしょうか?

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

未来の表現を過去形で使う時のまとめ画像

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Q. 様々な未来の表現を過去形で使うとどうなる?

A. 「過去のある時点から見た未来」
を表現することになります。

例えば、未来進行形の「I will be studying for the exam tomorrow」を過去形にすると「I would have been studying for the exam yesterday」となります。ここで「yesterday」は「過去のある時点」を表し、「would have been …」の部分で、「過去から見た未来」を表しています。同様に、「be about to + 動詞の原形」を過去形にすると「was about to + 動詞の原形」、「be going to + 動詞の原形」を過去形にすると「was going to + 動詞の原形」となります。

ただし、過去形で未来を表現する場合、文脈が重要になってきます。例えば、「I would have been studying for the exam yesterday」は、時間的に不合理であるため、文脈を設定する必要があります。例えば、「I was planning on studying for the exam yesterday, but something unexpected came up」などと続けることで、文脈を補完することができます。

また、過去形で未来を表現することは、比較的フォーマルな文書や小説などで用いられることが多く、日常的な会話や非公式な文章ではあまり使われません。

様々な未来の表現を過去形で使うと…

英語には、未来を表現するための多様な表現がありますが、これらの表現は時制によって変化することがあります。ここでは、未来を過去形で表現する方法とその意味を詳しく解説していきます。

  1. 「was/were going to + 動詞の原形」
    この形は、未来の予定を表現するためによく使われます。
    例えば、「I was going to go to the party last night, but I got sick」という文は、「昨晩はパーティーに行く予定だったが、病気になってしまった」という意味になります。この形は、過去の出来事を説明する際に使われることが多いです。
  2. 「would + 動詞の原形」
    「would + 動詞の原形」は、未来の意思決定を表現するために使われます。
    例えば、「I knew that I would meet my future husband at that party」という文は、「私はそのパーティーで将来の夫に出会うことを知っていた」という意味になります。
  3. 「was/were about to + 動詞の原形」
    「was/were about to + 動詞の原形」は、まさに何かをする寸前であることを表現します。
    例えば、「I was about to leave the house when my phone rang」という文は、「家を出ようとしていたところ、携帯電話が鳴った」という意味になります。
  4. 「had planned to + 動詞の原形」
    「had planned to + 動詞の原形」は、未来の予定や計画を過去形で表現するために使われます。
    例えば、「We had planned to go on a trip last summer, but we couldn’t because of COVID-19」という文は、「私たちは去年の夏、旅行を計画していたが、COVID-19のために行けなかった」という意味になります。
  5. 「was/were due to + 動詞の原形」
    「was/were due to + 動詞の原形」は、何かが起こる予定であることを表現します。
    例えば、「The concert was due to start at 7pm, but it was delayed by an hour」という文は、「コンサートは7時に始まる予定だったが、1時間遅れた」という意味になります。
  6. 「was/were sure to + 動詞の原形」
    「was/were sure to + 動詞の原形」は、確信していることを表現します。
    例えば、「She was sure to win the race because she had trained hard for months」という文は、「彼女は数か月間一生懸命トレーニングをしていたので、レースに勝つことが確信できた」という意味になります。この形は、過去の状況に基づいて未来の結果を予測するためによく使われます。
  7. 「was/were set to + 動詞の原形」
    「was/were set to + 動詞の原形」は、計画や予定がすでに決まっていることを表現します。
    例えば、「The team was set to play in the championship game next week」という文は、「チームは来週のチャンピオンシップゲームに出場することが決まっていた」という意味になります。

未来を過去形で表現することは、過去の状況に基づいて未来の出来事を予測するために使われます。ただし、このような表現を使う場合、その文脈をよく理解する必要があります。また、この形は、過去の出来事を説明する際にも使われることがあるため、注意が必要です。

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Did you see the movie last night?
(昨晩の映画、見た?)

No, I had already seen it before. Instead, I went to bed early because I was going to wake up early for a job interview today.
(いいえ、前に見たことがあったから見なかったわ。今朝の面接のために早く寝る必要があったの。)

How did the interview go?
(面接はどうだった?)

It went really well, thank you for asking. I was nervous at first, but I had prepared a lot and was able to answer all of the questions confidently. The interviewer said that they would let me know the results by the end of the week.
(とてもよかったよ。最初は緊張していたけど、しっかり準備していたから、自信を持って全部の質問に答えることができたの。面接官は今週の終わりまでに結果を知らせると言ってくれたんだ。)

That’s great news! What will you do if you get the job?
(それはよかったね!もし仕事が決まったら、何をする?)

If I get the job, I’ll be moving to a new city next month. I’ve already started looking for apartments in the area and planning my relocation. It’s going to be a big change, but I’m excited for the opportunity.
(もし仕事が決まったら、来月新しい都市に引っ越す予定。すでにその地域のアパートを探し始めて、引っ越しを計画しているの。大きな変化だけど、楽しみにしてるんだ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「過去から見た未来」について確認しました。

英語には、未来の出来事を過去形で表現することがあります。これは、過去形を用いることで、過去から見た未来を表現するためです。代表的な表現をおさらいしましょう。

  1. Was/were going to + 動詞の原形
    「Was/were going to + 動詞の原形」は、ある時点での予定を過去形で表現する表現です。例えば、「I was going to go to the party last night, but I got sick」という文は、「昨晩はパーティーに行く予定だったけど、体調が悪くなって行けなくなった」という意味になります。
  2. Would + 動詞の原形
    「Would + 動詞の原形」は、ある状況において過去に行われるだろうと考えられる動作を表現する表現です。例えば、「He said he would call me tonight」という文は、「彼は今夜私に電話してくれるだろう」という意味になります。
  3. Was/were about to + 動詞の原形
    「Was/were about to + 動詞の原形」は、ある動作をする直前に何かが起こってその動作ができなくなった状況を表現する表現です。例えば、「I was about to leave the house when it started raining」という文は、「私は家を出ようとした直前に雨が降り出して、出かけられなくなった」という意味になります。
  4. Was/were supposed to + 動詞の原形
    「Was/were supposed to + 動詞の原形」は、ある動作が予定されていたが、何らかの理由でその動作が実現しなかった状況を表現する表現です。例えば、「We were supposed to have a meeting yesterday, but it was cancelled」という文は、「私たちは昨日会議をする予定だったけど、中止になってしまった」という意味になります。

以上のように、英語には過去形を使った未来の表現があります。これらの表現を使うことで、過去から見た未来を表現することができます。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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