第15回:現在完了形の基本的な用法
(結果として)今、どんな状況なのかを伝える表現です。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 結局、現在完了って何?
A. 昔にしたことの結果が、
今、どうなっているのかを伝える表現です。
表で見たときの、横向きの矢印が今回の表現で表している内容。
宿題を始めた結果、どこかで宿題が終わり、
今、宿題は終わった状態になっている。というイメージ。
この終わった状態を、have finished で表しています。
この、「何かをした結果、今、どうなっているのか」ということが、
この表現の基本的な意図になります。
文の形としては、「主語(人など)+have/has +過去分詞」が基本となります。
この、「過去分詞」については、過去形と同じく、1つずつ覚える必要があります。
ちなみに、過去形で「-ed」を付けたものは、
過去分詞においても、「-ed」を付ければ大丈夫です。
しかし、過去形でスペルが変わってしまったものについては、
過去分詞で、更にスペルが変わってしまうことがあります。
少しずつで良いので、覚えることが大切です。
今回の内容は、そんな過去分詞が重要になる表現です。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
I have finished my homework.
私は、宿題を終わらせました。
He has cleaned his car.
彼は、車を洗いました。(結果、今車はきれいです)
They have gone out.
彼らは外出しました。(今ここにいません)
Have you seen Jack?
「ジャックを見なかった?」
No, I haven’t.
「いいえ、(今まで)見てません。」
Where has he gone?
「彼はどこに行ったの?」
I don’t know.
「分かりません」
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
He has prepared for the trip.
彼は、旅行の準備を終わらせました。
He has gone to the UK.
彼は、イギリスへ行きました。
Where has he gone? Where is he now?
「彼はどこへ行ったの?今どこにいるの?」
He is away on holiday. He is in the UK.
彼は休暇で、今イギリスにいます。
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Q. この記事の要点は?
A. have + 過去分詞 : 「(結果)今、〜になっている」
文の型と意味を理解することが大切ということを確認しました。
今回の内容で大事なことは、
①「過去分詞」を覚えること。
②「文の型」を覚えること。
③「文の意味」を覚えること。
の3つです。
覚えなければならない単語の量は増える一方ですが、
使いながら覚えることも大切かもしれません。
覚え方は人それぞれだと思います。
文の作り方の基本は、「主語+have+過去分詞」。
今後、この基本となる型に単語を付け加えながら、様々な表現を作っていきます。
疑問文の作り方については、表や例文にある通りで、
基本は「have/has」を文頭に置きます。
疑問詞は、それら「have/has」より更に前、必ず文の先頭になります。
これまでの文の作り方のルールと同じ、
(現在/過去進行形と感覚は似ているかもしれません)になるので、
合わせて覚えましょう。
今回の表現は、文の形と意味をセットで覚えることが大切になります。
今回の記事のおさらい
「現在完了形」の基本的な使い方とその意味でした。
「have + 過去分詞」という語順を作ることが大切です。
今後、この基本形に様々な意味を付け足していくので、
しっかりと覚えておきましょう。
過去分詞については、1つずつ覚えることが大切です。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
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次回の文法解説は?
現在完了形に意味を付け加える その1
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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