複合名詞と名詞句。 英語文法解説 上級編 part 43

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第43回:複合名詞や名詞句に関するルール

細かいルールになりますが、一つずつ確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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概要

①「名詞+名詞」の形をした複合語。この場合、通常、2つ目の名詞がその複合語の一般的な種類を示し、1つ目の名詞がその種類の中の具体的なタイプを表します。また、1つ目の名詞は通常単数形を取りますが、例外もあります。例えば、1つ目の名詞が複数形しか持たない場合や、2つ目の名詞が複数形になる場合があります。

②「名詞+所有格(=人’s)+名詞」の形を取る場合や、「名詞+前置詞+名詞」の形を取る場合。前者は、2つ目の名詞が1つ目の名詞(人)の所有物である場合や、1つ目の名詞が何らかの生産物である場合に用いられます。後者は、何かの容器と中身を表す場合や、よく知られた種類の物の組み合わせでない場合に用いられます。

③動詞や前置詞が含まれる複合語。この場合、可算名詞であれば複数形を取り、それ以外の場合は複数形を取りません。

④名詞の前にハイフンがつくフレーズ。このようなフレーズは、より具体的な内容を表すために使用されます。

具体例

  1. Compound nouns consisting of noun + noun:
  • A coffee mug (mug for coffee)
  • A football stadium (stadium for football)
  • A beach towel (towel for the beach)
  • A paper clip (clip made of paper)
  • A car park (parking lot for cars)
  1. Possessive form or noun + preposition + noun:
  • The cat’s whiskers (whiskers of the cat)
  • A bag of chips (a bag containing chips)
  • The top of the mountain (the highest part of the mountain)
  • A can of soda (a can containing soda)
  • A dress for prom (a dress worn for prom)
  1. Compound nouns made up of verbs and prepositions or adverbs:
  • A sit-up (an exercise where you sit up from a lying position)
  • A dropout (a person who leaves school before completing their studies)
  • A handout (printed material distributed for information or aid)
  • A breakdown (a failure or malfunction)
  • A workout (a period of physical exercise)
  1. Hyphenated phrases placed before nouns:
  • A high-speed train (a train that travels at high speeds)
  • A state-of-the-art smartphone (a very modern smartphone)
  • A well-known author (an author who is widely recognized)
  • A long-term plan (a plan for the long run)
  • An all-around athlete (an athlete who excels in multiple sports)

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Do you know where the nearest clothes shop is? I need to buy some new pants.
(最寄りの洋服屋さん、知ってる?新しいパンツが必要なんだ。)

There’s one down the street. Just be careful, it’s a bit pricey. It’s called “The Trousers Shop.”
(通りの向こうにあるよ。ただ、少し高めだから気をつけてね。『ザ・トラウザーズ・ショップ』っていう名前だよ。)

Thanks, I’ll check it out. Oh, and do you have any duck’s eggs? I’m trying to make a special recipe for breakfast.
(ありがとう、調べてみるね。あ、アヒルの卵ってある?特別なレシピの朝食を作ろうと思って。)

Sorry, I don’t have any duck’s eggs. But I do have some goat’s cheese if you’re interested.
(ごめん、アヒルの卵はないんだ。でも、ヤギのチーズがあるよ。)

Hmm, maybe next time. Thanks anyway. Oh, and have you heard about the break-out from the prison last night?
(うーん、次の機会にするかも。とにかく、教えてくれてありがとう。あ、昨晩の刑務所からの脱走事件、聞いた?)

Yes, I did. There was a major break-out from the prison. It’s all over the news.
(ええ、聞いたよ。大規模な脱走事件があったんだ。ニュースでも報じられているよ。)

Wow, that’s crazy. Anyway, thanks for the info about the clothes shop. I’ll see you later.
(すごいね。とにかく、洋服屋さんの情報ありがとう。また後でね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 複合名詞について、ルールを確認しました。

  • 複合名詞は2つの名詞で構成され、2つ目の名詞が一般的な事柄を表し、1つ目の名詞がその事柄の属性を示します。
  • 例外として、1つ目の名詞が複数形の場合や、複数の種類のアイテムを扱う機関を指す場合があります。
  • 1つ目の名詞が2つ目の名詞を使う人(人または動物)の場合、2つ目の名詞が1つ目の名詞によって生産される場合、または人や動物の部位について話す場合は、名詞 + ‘s + 名詞が好まれます。
  • 名詞 + 前置詞 + 名詞は、容器とその内容物を指す場合や、名詞の組み合わせがよく知られたアイテムのクラスを指さない場合に好まれます。
  • いくつかの複合名詞は、動詞と前置詞または副詞から構成され、複数形になることがあります。
  • ハイフンで区切られたフレーズは、名詞の前に置いてより正確な情報を提供することができます。

次回の文法解説は?

a / an , oneの使い分けについて

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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