塾に通う中・高生たちから、「分かりやすい!」
と評判の英文法解説を、記事にしました。
参考にするテキストは、ケンブリッジ大学で出版している
文法書シリーズです。初級編・中級編・上級編を、それぞれ
解説していきます。
簡単なイラストを交えながら、読む人にとって分かりやすく、
易しい文法解説をしたいと思っています。
中学生の学校の復習はもちろん、高校生のテスト対策、
社会人の英語の学び直しまで、用途に合わせて使える
英語の文法学習を提供出来れば良いなと思っています。
ぜひ、ご活用下さい!
第33回:「have/has to ~」を使って、「〜しないといけない」を表現する。

「自分が〜しなきゃ」と思っている時と、
「明らかに〜したほうが良いよ」と、誰かに対して思っている時では、
実は使える表現が違う。ということを見てみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

Q. 「〜しないといけない」を「must」と「have to」で
表せるけど、何か違いってあるの?
A. 実は違いがあります。
「have to」の使い方から確認してみましょう。
今回のテーマは、「have/has to + 動詞の原形」:「〜しなければならない」です。
助動詞「must」と意味は同じですが、ニュアンスは少し異なっています。
have/has to + 動詞の原形
- 「have/has to + 動詞の原形」:「〜しなければならない」
「have/has to〜」のニュアンスは、「〜する必要がある」又は、
「(余儀なく)〜する必要がある」といったもの。
「〜する」ということに対して、他に選択肢が無い感じがあります。
文の主語に応じて、「have」と「has」を使い分けるようにしましょう。
had to + 動詞の原形
- 「had to + 動詞の原形」:「〜しなければならなかった」
「have」を「had」に、つまり、過去形に変えることで、
「昔〜する必要があった」と表現することが出来ます。
don’t have to + 動詞の原形
- 「don’t have to + 動詞の原形」:「〜する必要はない」
第31回でも多少触れていますが、「don’t」を使う、
つまり、否定文にすることで、「〜する必要はない」という意味になります。
「must」と「have to」の違い
「must」と「have to」はどちらも、「〜してはいけない」という、
個人的な意見を伝える時に使うことが出来る表現なのですが、
「データや事実に基づいたこと」を言う際には、
「have to」しか使うことが出来ません。
そのため、極端な話、「must」だけを使って表現していると、
「それって、あなたの主観ですよね?」
なんていうツッコミが待っていることもあります。
細かい違いではありますが、こういった違いが分かると、
表現の幅や理解が深まると思います。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。

I have to go to the doctor.
私は、医者に見てもらわないといけない。

He had to do his homework yesterday.
彼は昨日宿題をしなければならなかった。

What time do you have to go to the doctor?
何時に医者に見てもらわないと行けないの?

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

補足:イラストの日本語訳

I really think this society has to be fair.
社会は平等であるべきなんだ。

OK.
…うん。

We have to use technology like AI.
AIとか、科学技術を使うべきなんだよ。

I know.
そうだね。

Anyway, we have to take more holidays.
とにかく、私達はもっと休みを取らないといけないんだよ。

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Q. この記事の要点は?
A. 「have/has to」の意味と使い方でした。
- have/has to + 動詞の原形:〜しなければならない
- had to + 動詞の原形:〜しなければならなかった
- don’t have to + 動詞の原形:〜する必要はない
個人的な意見を伝えたり、
「データや事実に基づいた事柄」を伝える時にも使える表現でした。
「must」と「have/has to」は同じ意味として学ぶことが多いですが、
実のところ、そのニュアンスには、多少の違いもありました。
こういったニュアンスも考慮しながら、
状況に応じて表現を使い分けることが出来るようになると、
より正確に自分の意図を伝えることが出来るようになると思います。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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