第89回:同じくらいではないことを伝える方法
同じくらいではないことを伝える時には、「-er」などを使わずに、
別の表現を使う必要があります。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 「〇〇ほど〜ではない」を表す方法は?
A. 「not as … as」という表現を使います。
「not as … as」の取扱説明書
基本的な使い方
- I don’t play baseball as often as you.
(私は、あなたほど野球をしません。) - This book is not as expensive as that one.
(この本はあの本よりも高くありません。)
上記の例文のように、「as」と「as」の間は、
「more」や「-er」を付けることはありません。
意味に応じて、単語を当てはめるようにしましょう。
「not as … as」を活用した表現
- not as much + 不可算名詞 + as ~
:〜ほどの、(不可算名詞)は、…ない - not as many + 可算名詞 + as ~
:〜ほどの、(可算名詞)は、…ない - not as much as ~
:〜程、…しない
このように、「as」と「as」の間に、
「much/many」を活用することもあります。
not as … as を、「… than」で表すと…
- This book is not as expensive as that one.
(この本はあの本よりも高くありません。)
→ That book is more expensive than this one.
(あの本は、この本より高い)
どちらの文も、表している意味としては同じですが、
表現の仕方が違います。また、聞き手の印象が多少異なるので、
状況に応じて使い分けることが出来れば良いと思います。
not as … as の後に、「人」を続ける時は…
- He isn’t as old as her.
(彼は彼女ほど歳をとっていない。) - He isn’t as old as she is.
このように、「as」の後に「人」を」続ける際には、
人称代名詞の目的格か、「主語+動詞」の形を作るようにしましょう。
「同じくらい」だということを伝えたい時には…
- the same as …
:…と同じくらい
このように、「the same」という言葉を使いましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
I didn’t get up as early as you did.
私はあなたほど早く起きない。
I don’t go out as much as you.
私はあなたほど外出しない。
He doesn’t work as hard as me.
彼は私ほど一生懸命働いていない。
I have the same hobby as her.
私は彼女と同じ趣味を持っている。
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I’m not as fat as him. My weight is the same as others.
私は彼ほど太ってない。自分の体重は他の人と同じだ。
I don’t exercise as much as you, but I’m as healthy as you are.
私はあなたほど運動をしないけど、あなたと同じくらい健康だ。
He says the same thing, but you are heavier than he is.
彼も同じことを言っているけど、君のほうが彼より重いよね。
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Q. この記事の要点は?
A. 「not as … as」が表す意味を確認しました。
物事を比べる時の表現の1つになるので、
比べ方の表現の幅を増やしておきましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
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次回の文法解説は?
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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