「should」の意味やニュアンスについて 英語文法解説 中級編 part 33

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第33回:「should」の基本的な意味とニュアンスを確認します

「should」が表すことのできるニュアンスはどういったものなのか。
丁寧に確認を進めてみたいと思います。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

shouldが表す意味のまとめ画像

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Q. そもそも、「should」が表す意味って何?

A. 「should」:…すべき
と訳すのが基本です。

細かい意味やニュアンスについて確認を進めてみましょう。

「should」が表せることとは…

  • 「何か」をすることが正しいこと、あるいは、
    良いことである。ということを表す。
  • アドバイスや意見を言う時に使える。

基本的には、これらのことを表しているので、

  • I think + 人 + should…
  • I don’t think + 人 + should…
  • Do you think + 人 + should…

といった表現でよく活用されます。

「should not」と「not」が付いたら、「すべきではない」となるので、
「良いことではない」ことを伝えることができます。

「should」に関しては、「must」や「have to」程強い口調ではないので、
文字通り、アドバイスを伝えるといったところです。

まだある「should」を使える場面

  • 正しいこと、あるいは、良いことが起こっているはずなのに、
    そうじゃない時。
  • 自分が思っていたことと違う時。
  • 〇〇になるんじゃないかと予想する時。

こういった場面でも、「should」を活用することができます。

「should」を使った表現

  • should + have + 過去分詞
    :〇〇すべきだった(けどしなかった)
  • should not + have + 過去分詞
    :〇〇すべきではなかった(けどしてしまった)

助動詞と完了形を合わせて使う時の表現の仕方や、意味についても、
少しずつ理解を深めるようにしましょう。

「should」を言い換えると…

「should」と同じ意味で、
ought to」という表現もあります。

合わせて覚えておいて、損はありません。

例文も確認しながら、「should」を使う場面をイメージしてみましょう。

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

He should look for another job.
(彼は別の仕事を探すべきです。)

You shouldn’t go to bed so late.
(あなたはそんなに夜ふかしをするべきではありません。)

I don’t think the government should increase taxes.
(政府は増税すべきではないと思うなぁ。)

What do you think I should do now ?
(私は何をするべきだと思いますか?)

The shop should have opened by now.
(今の時間までには店は開いているはずなんだけど…)

She shouldn’t be driving so fast.
(彼女はあんなに速度を出して運転するべきではない。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かるshouldの使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Based on my experience, you should read this book.
(自分の経験から、君はこの本を読むべきだよ。)

OK. If I have some time, I will read.
(わかりました。時間があれば読みます。)

You shouldn’t have done such a thing.
You should have followed my advice.
(あんなことをするべきではなかったでしょ。
自分のアドバイスに従っておくべきだったんだよ。)

Your advice wasn’t suitable for my situation.
So, I couldn’t follow your advice.
(アドバイスは自分の状況に適してなかったんだよなぁ。
だから、従うことはできなかったし…)

If you follow my advice, you will be OK.
My experience proved it.
(自分のアドバイスに従っていれば君は大丈夫だから。
自分の経験がそれを証明してるでしょ。)

Your experience might not work today.
You might not be able to think the situation flexibly.
(あなたの経験は今となっては上手くいかないかもしれないし…
きっと、状況に応じて柔軟に考えられないのかもしれないけど…)

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Q. この記事の要点は?

A. 「should」を使った基本的なニュアンスを確認しました

「should」を使った表現と合わせて、
使い方を理解しておくことが大切です。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?

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