未来を表す現在形と現在進行形 英語文法解説 上級編 part 10

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第10回:未来を表す現在形と現在進行形の使い方

現在形と現在進行形が表す未来の事柄とは、
どういったものなのかを確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

未来を表す現在形と現在進行形のまとめ画像

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Q. どんな未来のことを現在形で表すことができるの?

A. 以下のようなことを現在形で表現することができます。

  1. スケジュール、予定
    例:My flight to Tokyo leaves tomorrow morning.
  2. 計画、意思決定
    例:I start my new job next month.
  3. 習慣から予測できること、確信
    例:She arrives at 7 pm. She always takes the train.
  4. 自然現象、科学的事実
    例:The sun rises in the east and sets in the west.
  5. 一般論、習慣
    例:The school year starts in September.

ただし、普段の会話や、習慣的な行動ではない場合は、
未来の事柄であっても、「will」や「be going to」などの表現が
使われることが一般的です。

現在形を使って未来を表す方法

英語の現在形は、未来の出来事を表現するために使うことができます。
その際、以下のような表現がよく使われます。

  1. 場合によっては、単純な未来形(willやbe going to)よりも
    現在形の方が自然な場合があります。
    例えば、「I meet her tomorrow」という表現は、
    「I will meet her tomorrow」と言うよりも自然です。
  2. 未来に起こることについて話し合う場合、
    「after, as soon as, by the time, when, while, if, in case, suppose, what if」
    などの表現を使うことがあります。これらの表現は、
    未来のある時点で起こることを示し、現在形を使用します。
    例えば、次のような文が挙げられます。
  • I will call you when I get home.
  • If it rains tomorrow, I will stay home.
  • She will be tired when she finishes work.
  • He will arrive at the station by the time the train leaves.
  • I will go to bed as soon as I finish this chapter.

注意点としては、これらの表現が未来のことを表す際に、
文脈によっては現在形の代わりに未来形が使用される場合があることです。
また、これらの表現を使う際には、時制の一貫性に注意する必要があります。
つまり、未来の時間に起こることは、現在形で表現され、
「もし今〇〇なら…」と想定することは過去形で表現されます。

Q. 現在進行形を使って、未来のことを表すことは出来ますか?

現在進行形は、主に現在の出来事や状況を表すために使用されますが、
一部の場合には将来の予定や計画を表すのにも使用されます。

例えば、
「I’m seeing a movie with my friends tomorrow」
(私は明日友達と映画を見に行く予定です)、
「We’re flying to Paris next month」
(私たちは来月パリに向かう予定です)、
「She’s meeting her boss on Friday」
(彼女は金曜日に上司と会う予定です)などがあります。

これらの文は、将来の予定や計画を表しています。
ただし、現在進行形を使用して未来のことを話す場合は、
通常、その予定が確定しているか、
ある程度の確信があることが前提となります。

現在進行形を使って未来を表す時の注意点

  1. 未来の予定が確定している場合に限る
    現在進行形を使って未来を表す場合、その予定が既に確定している必要があります。つまり、予定がまだ決まっていない場合や、不確定なものは現在進行形を使って表現することができません。

例: I am meeting my friend tomorrow.
(「明日友達に会う予定がある」と確定している場合)

  1. 時間的制限を設ける
    未来の予定を表す際には、時間的な制限を設けることが重要です。つまり、具体的な日付、時間、期間などを併せて示すことで、より正確な意味を表現することができます。

例: We are leaving for Paris next Wednesday and staying there for a week.
(「来週の水曜日にパリに出発し、1週間滞在する予定がある」という具体的な時間的制限が設けられている)

  1. 場合によっては「be going to」や「will」を使うほうが適切
    現在進行形を使うことで、未来の予定を表現することは可能ですが、場合によっては「be going to」や「will」を使ったほうがより適切な場合があります。例えば、予定が決まってから間もない場合や、自分自身がその予定に対してあまり確信を持っていない場合は、「be going to」や「will」を使ったほうが自然な表現になります。

例: I think I am going to take a day off next week.
(「来週休暇を取ろうと思っている」という自分自身の予定に対して確信が持てていない場合に「I am taking a day off next week」と言うのは自然ではない)

以上のように、現在進行形を使って未来を表現する際には、
確定した予定に対して時間的制限を設け、
場合によっては「be going to」や「will」を使うように注意する必要があります。

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

What are you going to do if it rains tomorrow?
(明日雨が降ったら、何するつもり?)

If it rains tomorrow, I am going to stay at home and watch movies.
(明日雨が降ったら、家で映画を観るつもり。)

That sounds like a good plan. What if it doesn’t rain?
(いいね。降らなかったらどうするの?)

If it doesn’t rain, I am going to go for a hike with my friends. We have been planning this for weeks and I really hope the weather cooperates.
(降らなかったら、友達とハイキングに行くつもり。数週間前から計画してて、天気良ければいいなって思ってる。)

I hope so too. What will you do if it’s too hot to hike?
(晴れると良いね。でも、もし暑すぎてハイキングが出来なくなったら、何するつもり?)

If it’s too hot, we will probably go to the lake instead and have a picnic or go swimming. We just want to spend some time outdoors and enjoy the summer weather.
(もし暑すぎたら、代わりに湖に行ってピクニックをしたり泳いだりするつもり。いずれにしても、外で過ごして楽しみたいと思ってる。)

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Q. この記事の要点は?

A. 現在形・現在進行形を
「未来」の意味として使うことを確認しました。

英語で未来を表す場合、一般的には「will」と「be going to」が使われますが、現在形や現在進行形でも表現が可能です。以下に、未来のことを表す現在形や現在進行形の使い方や注意点をまとめます。

  1. 現在形で未来を表す
    現在形を使うことで、予定やスケジュールなど確定的な未来を表現することができます。例えば、「My flight leaves tomorrow」(私のフライトは明日出発する)、「The concert starts at 7pm tonight」(そのコンサートは今夜7時に始まる)などです。
  2. 現在進行形で未来を表す
    現在進行形を使うことで、将来の予定が既に決まっていることを強調することができます。例えば、「I am meeting my friend for lunch tomorrow」(明日友達と昼食をとる予定だ)、「We are going to the beach this weekend」(今週末にビーチに行く予定だ)などです。

ただし、現在進行形で未来を表現する場合は、以下のような注意点があります。

  • 確定的な予定ではない場合には使わない方が良い。
  • 通常、現在進行形は「現在進行中の動作」を表すので、将来の動作を表現するには、「be going to」や「will」を使う方が自然である。
  • 現在進行形で表現する場合には、「tomorrow」「next week」「next month」など、具体的な時間を指定する表現を一緒に使うことが多い。
  1. 時制の混用について
    英語では、未来を表すために複数の時制を使うことができますが、混在しすぎると意味が曖昧になることがあります。例えば、「I am going to the movies tonight and I will call you later」(今夜映画に行って、あとで電話するよ)という文は、1つの行動に2つの時制が混在している(電話が先か、映画が先か分からない)ため、明確な表現とは言えません。したがって、可能な限り同じ時制を使うようにし、混在する場合には文脈や状況に合わせて使い分けるようにしましょう。
    要するに、時系列だけは、スッキリさせたいということです。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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