直接目的語・間接目的語とは。 英語文法解説 上級編 part 29

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第29回:いわゆる、文型の一つ。第4文型です。

文法用語も一応確認しつつ、内容を見てみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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Q. 直接目的語・間接目的語ってなに?

直接目的語(direct object)は、動詞の直接の対象であり、その動詞の結果として直接的に影響を受けます。例えば、「I ate an apple.(私はリンゴを食べた。)」という文で、直接目的語は “an apple” です。また、多くの場合、直接目的語は文中で動詞の直後に置かれます。

間接目的語(indirect object)は、動詞が表現する行為の影響を受ける対象であり、通常は人や人々に関係します。例えば、「I gave my sister a gift.(私は姉にプレゼントをあげた。)」という文で、直接目的語は “a gift” であり、間接目的語は “my sister” です。多くの場合、間接目的語は文中で直接目的語の前に置かれます。

まとめると、直接目的語は動詞の直接の対象であり、動詞の結果として直接的に影響を受けます。間接目的語は、動詞が表現する行為の影響を受ける対象であり、通常は人や人々に関係します。直接目的語は通常、動詞の直後に置かれ、間接目的語は通常、直接目的語の前に置かれます。

文の形:第4文型は…

Verb + two objectsの構文(第4文型)は、一つの動詞が2つの目的語を持つことができます。通常、最初の目的語(間接目的語)は人または人々であり、2番目の目的語(直接目的語)は物です。例えば、「Can you bring me some milk from the shops?」や「He made himself a cup of coffee.」です。

多くの動詞は、直接目的語のみを持つこともできます(例:I read a story)。2つの目的語を後ろに続けることの出来る動詞の多くは、間接目的語(人)の前に「for」または「to」を置いて、文を書き換えることができます(これは前置詞目的語と呼ばれます)。例えば、「I built my daughter a doll’s house」→「I built a doll’s house for my daughter.」のようになります。
Other verbs with for + object
:book, buy, catch, choose, cook, fetch, find, get, make, order, pour, save
Other verbs with to + object
:award, give, hand, lend, offer, owe, show, teach, tell, throw

いくつかの動詞は、forまたはtoで使用することができます。これには意味の違いがあることが多く、toは何かが誰かに移動することを示し、forは誰かが何かから利益を得ることを示します。

2つの目的語を持つ動詞の中には、for/toを使って言い換えることができないものもあります。

最後に、2番目の目的語を持つことができる動詞において、describeやfixなどの動詞は、2番目の目的語は前置詞目的語でなければなりません。
Also: allow, ask, cost, deny, forgive, guarantee, permit, refuse

第4文型は、英語で非常に一般的であり、文法的に正しい使い方を知っているとコミュニケーションがスムーズになります。

具体例

  1. Verb + two objects:
  • Can you pass me the salt?
  • She made her children a delicious breakfast.
  • He bought his girlfriend a beautiful necklace.
  1. Verbs that can be used with either for or to:
  • I sang a song to (or for) my sister.
  • She played the piano to (or for) the audience.
  • He paid his sister $50 for (or to) washing his car.
  1. Verbs that cannot have their objects reversed with for/to:
  • She denied her boss a promotion.
  • He refused his friend a loan.
  • They cost their parents a lot of money.
  1. Verbs that can only have a second object if this is a prepositional object:
  • She introduced her new boyfriend to her parents.
  • He demonstrated the new software to his colleagues.
  • They explained the new policy to the employees.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Can you pass me the salt?
(塩を取ってもらっていい?)

Sure, here you go.
(はい。)

Thanks. Can you also pour me some water?
(ありがとう。水も注いでもらっていい?)

Of course. Here’s your glass.
(どうぞ。)

You always make me delicious meals. Have you ever considered cooking for a restaurant?
(いつもおいしいご飯を作ってくれるけど、もしかしてレストランで料理することは考えたことある?)

Actually, I’ve been thinking about it. I want to cook for people and make them happy.
(実は、今考えてたんだよ。料理を作って、多くの人を幸せにしてあげたいと思ってるんだ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 第4文型について確認を行いました。

第4文型とは、動詞が2つの目的語を持つ場合を指します。最初の目的語は間接目的語で(通常は人またはグループ)、2番目の目的語は直接目的語(通常は物)をあらわします。順序を入れ替えて前置詞目的語を形成する場合は、「for」または「to」を使用することができます。一部の動詞は、「for」または「to」を使用する場合に若干の意味の違いがあることがあります。ただし、一部の動詞は、「for」または「to」で順序を入れ替えることができません。最後に、いくつかの動詞は、2番目の目的語が前置詞目的語である場合にのみ文を作ることが出来ます。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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