主語と動詞の一致(複数形の名詞など) 英語文法解説 上級編 part 42

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第42回:不可算名詞や、複数形の名詞など、名詞に注目

名詞に注目しながら、どんな名詞の時に、動詞の形を変えるのかを見てみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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主語と動詞の一致について、4つのポイント

今回は、主語と動詞の一致について、名詞に注目しながら、主に4つのポイントについて説明をしていきます。

ポイント1

  1. 複数名詞
    :会社の収益など、通常複数形の名詞は、複数の動詞を伴います。例えば、The company’s earnings have increased for the last five years. 「会社の収益は過去5年間で増加しています。」また、belongings、clothes、congratulations、goods、outskirts、overheads、particulars(情報)、premises(建物)、riches、savings、stairs、surroundings、thanks なども同様に複数の動詞を伴います。ただし、whereaboutsは単数形または複数形の動詞を伴います。また、policeとpeopleは常に複数形の動詞を伴い、staffは通常複数形の動詞を伴います。

ポイント2

  1. 単数動詞を伴う複数名詞
    :dataやmediaなどは複数形の名詞ですが、通常単数形の動詞を伴います。ただし、学術的な文章などの形式的な文脈では、複数形の動詞が好まれます。criteriaやphenomenaなど、同様の複数形の名詞は常に複数形の動詞を伴います。

ポイント3

  1. -sで終わる不可算名詞
    :中東からのニュースなど、いくつかの不可算名詞は、常に単数形の動詞を伴います。例えば、The news from the Middle East seems very encouraging. 「中東からのニュースは非常に励みになります。」同様に、means(「方法」または「お金」の意味)、economics、linguistics、mathematics、phonetics、physics、politics、statistics、athletics、gymnastics、diabetes、measles、rabiesなども単数形の動詞を使います。ただし、politicsやstatisticsなどの一部の名詞は、文脈によって単数形または複数形の動詞を伴います。

ポイント4

  1. 測定値、パーセンテージなどとの一致
    :測定、量、数量を示すフレーズを使う場合、通常は単数形の動詞が好まれます。例えば、Only three meters separates the runners in first and second places. 「1位と2位のランナーの間はわずか3メートルしかありません。」また、主節において、最初の名詞がパーセンテージまたは分数の場合、動詞は最も近い名詞に一致します。

具体例

  1. Plural nouns:
  • The clothes in my wardrobe need to be sorted out.
  • The company’s profits have increased significantly this year.
  • The outskirts of the city are becoming more urbanized.
  1. Plural nouns used with singular verbs:
  • The media has been criticized for its biased reporting.
  • The data shows a clear correlation between exercise and mental health.
  1. Uncountable nouns ending in -s:
  • Mathematics is a challenging subject for many students.
  • Athletics requires a lot of discipline and training.
  1. Agreement with measurements, percentages, etc.:
  • Only one hour is left before the deadline.
  • About 70% of the population supports the new policy.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Did you know that the company’s earnings have increased for the last five years?
(この会社の収益が過去5年間で増加したことを知ってた?)

Really? That’s impressive. I heard that their overheads were increasing too.
(本当に?すごいね。私は諸経費が増えていると聞いたけど。)

Yes, but despite that, they’ve still managed to make a profit. By the way, do you have any particular information on their new product launch?
(そうだけど、それでも利益を出しているんだって。ところで、彼らの新商品の発売について何か情報ある?)

Sorry, I don’t. But the news from the industry suggests that it’s going to be a game-changer.
(いや、何も。でも業界からのニュースによると、それが革新的な商品になるらしいよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 主語と動詞の一致について確認しました。

・複数名詞は通常複数形の動詞を取る
(例:The company’s earnings have increased for the last five years.)
・一部の複数名詞は単数形の動詞を取ることがある
(例:All the data is available for public inspection.)
・-sで終わる不可算名詞は単数形の動詞を取ることがある
(例:The news from the Middle East seems very encouraging.)
・測定値や割合などを表す場合、通常単数形の動詞を使うことが好ましい
(例:Only three metres separates the runners in first and second places.)
・複合主語の最初の名詞が割合や分数である場合、動詞は最も近い名詞に合わせる
(例:About 50%/half of the houses need major repairs.)
・単数名詞が集合体である場合、単数形または複数形の動詞を使用できる
(例:Some 80% of the electorate is/are expected to vote.)

次回の文法解説は?

複合名詞と名詞句

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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