主語・述語の一致(単数形か複数形か) 英語文法解説 上級編 part 40

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第40回:主語に合わせて動詞の形を整える

日本語の場合は、「人が〇〇する」「ものがどんなだ」などを考慮しますが、
英語では、それに加えて、人称を考えないといけません。

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主語と述語の一致:注意点

1:主語が単数形の場合、単数形の動詞を使う。複数形の場合、複数形の動詞を使う。

例:She lives in China, and More people live in Asia than in any other continent.

2:複雑な主語の場合、主語の中心となる名詞に合わせて動詞を使う。

例:Many leading members of the opposition party have criticized the delay.
例:The only excuse that he gave for his actions was that he was tired.

3:主語が節の場合、通常は単数形の動詞を使う。ただし、what節の場合は、次に続く主要な名詞が単数形の場合は単数形の動詞を、複数形の場合は単数形または複数形の動詞を使う。

例:What worries us is the poor selection process.
例:What is needed are additional resources.

4:集合名詞の場合、組織や団体全体にフォーカスする場合は単数形の動詞を使い、個々の集合にフォーカスする場合は複数形の動詞を使う。ただし、形式的な文書などでは単数形の動詞を使うことが一般的である。

例:The council has (or have) postponed a decision on the new road.
例:The committee usually raise their hands to vote ‘Yes’ (not The committee usually raises its hands…)

5:-sで終わる名前やタイトルが単一のユニットを指す場合、単数形の動詞を使う。

例:At this time of the year the Netherlands is one hour ahead of the UK.
例:The Machine Gunners was one of Robert Westall’s most successful books.

具体例

以下に、上記文章で説明されている各ルールに関する具体例を示します。

  1. 主語が単数形の場合は単数形の動詞を使い、複数形の場合は複数形の動詞を使います。
    例:My brother enjoys playing basketball.(主語が単数形の場合)
    My brothers enjoy playing basketball.(主語が複数形の場合)
  2. 主語が節の場合、通常は単数形の動詞を使います。
    例:To travel alone is a great experience.
  3. 複数の個体を指す単数形の名詞(集合名詞)には、場合によっては単数形の動詞または複数形の動詞を使うことができます。
    例:The jury has reached a verdict.(集合名詞が単数形の場合)
    The jury are discussing the case.(集合名詞が複数形の場合)
  4. 「-s」で終わる国名や新聞、書籍、映画などのタイトル、および引用された複数の単語やフレーズには、単数形の動詞を使います。
    例:The United States is a large country.
    The New York Times is a well-known newspaper.
    “Two heads are better than one” is a common saying.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Hey, have you heard about the news?
(ねえ、あのニュース聞いた?)

No, what happened?
(いや、何があったの?)

The committee have postponed their decision on the new road.
(委員会が新しい道路についての決定を延期したんだって。)

Oh, really? When will they make the decision?
(へえ、本当に?いつになったら決定するの?)

I’m not sure, but I heard they’re still discussing it.
(よく分からないけど、まだ話し合い中らしいよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 主語と述語の一致(単数形・複数形)のルールを確認しました。

  1. 単数主語には単数動詞を、複数主語には複数動詞を使う。
  2. 主語が節の場合、通常は単数動詞を使う。ただし、what-clauseを使用する場合、次に続く主要な名詞が単数であれば単数動詞を、複数であれば単数または複数の動詞を使用する。
  3. いくつかの単数形を持つ名詞は、集合的名詞と呼ばれ、文脈によっては単数または複数形の動詞が使用される。
  4. 名前やタイトルの末尾が-sで終わる場合、単一の単位を参照する場合は単数動詞を使用する。また、引用された複数の単語やフレーズ、新聞や書籍のタイトル、国名などにも同様のルールが適用される。

次回の文法解説は?

主語と述語の一致②

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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