few, little, fewer, less を深く知る 英語文法解説 上級編 part 52

文法解説-上級編

この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。

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第52回:数量を表す形容詞を使いこなす

今回は、特に、少ないことを表す言葉の使い方を確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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few, little, less, fewerといった単語について

  1. fewとlittleは、しばしば名詞と一緒に使われますが、代名詞としても使えます。「few」は「ほとんどいない」という意味で、人や物のグループについて話すときに使われます。「little」は「ほとんどない」という意味で、一部のグループや数量について話すときに使われます。「quite a few」は、「かなり多数の」という意味を持ちます。
  2. 「few」または「little」に続いて名詞を使うことで、「十分でない」という意味を表すことができます。「few」は物や人のグループについて、「little」は数量の一部分について使われます。「what few」または「what little」は、「わずかな」という意味を持ちます。
  3. 口語や非公式な文章では、「not many / much」または「only / just… a few / little」を使って、少量や数について話すことがよくあります。「a bit」は「a little」の代わりに使われることがあります。しかし、公式な文章や学術的な文章では、「few」と「little」が好まれます。
  4. 「less」は不可算名詞と一緒に使われ、「fewer」は複数形の可算名詞と一緒に使われます。「less」は場合によっては複数形の可算名詞と一緒に使われることもありますが、これは文法的には間違っています。「less than」は量を示す名詞句と一緒に使われ、「fewer than」は物や人のグループを示す名詞句と一緒に使われます。距離や金額について話すときは、「less than」を使います。「no less than」または「no fewer than」を使うことで、数が驚くほど大きいことを強調することができます。「no less than」は割合、時間、量について使われることが好まれます。

具体例

  1. few / little
  • Few people attended the concert because of the bad weather.
  • I have a little experience in cooking, but I’m willing to learn more.
  • Quite a few students failed the exam.
  1. the few / the little
  • The few apples left in the basket are not enough for everyone.
  • The little time we have before the meeting should be used wisely.
  • What little patience she had left was quickly running out.
  1. not much / a few etc.
  • I have not had much sleep lately, so I feel tired.
  • I only have a few minutes to talk, can we make it quick?
  • Want a bit of cake?
  1. less / fewer etc.
  • I need to eat less sugar to maintain a healthy diet.
  • There were fewer people in the park than I expected.
  • The hotel is less than a mile away from the train station.
  • No less than 50 people showed up to the event.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

How many people do you think will come to the party?
(パーティーに何人くらい来ると思う?)

I’m not sure, but we’ve invited quite a few.
(わからないけど、かなりの数を招待したよ。)

That’s good to hear. Do we have enough food and drinks for everyone?
(それは良かった。食べ物や飲み物は十分かな?)

We have a little bit of everything, but I think we should use the little time we have left to go to the store and get some more.
(ちょっとずつ用意してあるけど、残りの時間を使って店に行ってもう少し買ってきた方がいいと思う。)

Okay, let’s do that. How about decorations?
(分かった。飾り付けはどうかな?)

We have what few decorations we could find, but I think it’s enough to create a festive atmosphere.
(手に入る限りの飾りを用意してあるけど、華やかな雰囲気を作るには十分だと思うよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「少ないこと」を表す形容詞の使い分けを確認しました。

  • 「Few」と「little」は、代名詞としておよび名詞として使用できます。
  • 「Quite a few」は「かなり多数の」という意味です。
  • 「The few」と「the little」は、グループや量を指す場合に「十分でない」と示唆します。
  • 「What few」と「what little」は、「少数(数/量)」を意味します。
  • 非公式の文脈では、「not many/much」または「only/just… a few/little」が、小さい量または数について話すために使用されます。
  • 正式な文脈では、「few」と「little」が好まれます。
  • 「Less」は不可算名詞と一部数えられる名詞と一緒に使用され、「fewer」は複数の数えられる名詞と一緒に使用されます。
  • 金額を示す名詞句には「less than」が、グループを参照する名詞句には「fewer than」が使用されます。
  • 驚くべき大きさを強調するために、「no less than」と「no fewer than」が使用されます。
  • パーセンテージ、時間の期間、数量を強調する場合、「no less than」が好まれます。

次回の文法解説は?

関係代名詞について、深く知る。

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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