時制と完了形のまとめ 英語文法解説 上級編 part 8

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第8回:時制の使い分けや、完了形の使い方などについて振り返ります。

それぞれの内容について、丁寧に見直してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

時制と完了形のまとめ画像

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英語には基本的に現在形、過去形、未来形の3つの時制がありますが、
動詞の活用によって進行形、完了形、進行完了形が加わり、
さらに多彩な表現が可能になります。以下では、現在形、過去形、進行形について、
それぞれの使い方と使用上の注意点を例文を交えて解説します。

【現在形】

現在形は、現在進行中の行為、習慣、事実、世評など、現在の状況を表す時制です。

例1: I play tennis every weekend.(私は毎週末テニスをします。)
– 習慣を表す
例2: She works for a big company.(彼女は大きな企業で働いています。)
– 現在進行中の行為を表す
例3: The Earth orbits around the sun.(地球は太陽の周りを公転しています。)
– 事実を表す
例4: Many people believe that dogs are loyal pets.(多くの人が犬は忠実なペットだと信じています。)
– 世評を表す

現在形の使用上の注意点

  • 3人称単数の主語には、動詞の語尾に”s”をつけます。
  • 習慣や状況の表現には、often、usually、alwaysなどの副詞を使います。
  • 客観的な事実を述べる場合は、現在形を用います。

【過去形】

過去形は、過去に起こった行為や出来事を表す時制です。

例1: I played tennis yesterday.(昨日、私はテニスをしました。)
例2: She worked for a big company last year.(彼女は去年、大きな企業で働いていました。)
例3: I didn’t like math when I was in high school.(高校生の時、私は数学が嫌いでした。)
例4: Did you go to the party last night?(昨晩、パーティーに行ったんですか?)

過去形の使用上の注意点

  • 不規則動詞には、過去形の語形が規則的でないものがあります。
  • 過去の出来事や行為を述べる場合は、過去形を用います。
  • 否定文や疑問文では、did not(didn’t)、didを主語の直後に置きます。

【進行形】

現在進行形

現在進行形は、現在進行中の行動を表します。
構成は、「be動詞 + 現在分詞 (動詞の-ing形)」です。

例:

  • I am studying for my exam.
  • She is playing basketball with her friends.
使用上の注意点
  • 今、何かが進行中であることを強調するときに使います。
  • 「現在進行中であること」が重要な情報である場合に使います。

過去進行形

過去進行形は、過去に進行中だった行動を表します。
構成は、「was/were + 現在分詞 (動詞の-ing形)」です。

例:

  • I was studying for my exam last night.
  • She was playing basketball with her friends when it started raining.
使用上の注意点
  • 過去の特定の時間や出来事と結びついた行動を表すために使います。
  • 何かが進行中だった過去の状況を伝えるために使います。

【完了形】

現在完了形

現在完了形は、現在の状況と過去の出来事との関係を表します。
現在完了形の文法は、「have/has + 過去分詞」です。
主に以下のような場合に使用されます。

  1. 過去の経験が現在に繋がる場合
    例:I have been to Japan twice. (私は2回日本に行ったことがある)
  2. 過去から現在に続いている状態を表す場合
    例:She has been living in New York for three years. (彼女は3年間ニューヨークに住んでいます)
  3. 過去の行動の結果が現在に残っている場合
    例:I have lost my phone. (私は携帯をなくしてしまいました)

注意点としては、現在完了形は過去の出来事に焦点を当てているため、
その出来事がいつ起こったのかを明示することが重要です。
また、過去の経験や行動が現在に影響を与えている場合には、
現在完了形が使用されます。

過去完了形

過去完了形は、過去の出来事が別の過去の出来事よりも前に起こったことを表します。
過去完了形の文法は、「had + 過去分詞」です。主に以下のような場合に使用されます。

  1. 過去の行動が別の過去の行動よりも前に起こった場合
    例:I had finished my homework before I watched TV. (私はテレビを見る前に宿題を終えていた)
  2. 過去の行動が別の過去の行動の結果である場合
    例:He had already eaten before he came to the party. (彼はパーティーに来る前にもう食事をしていた)

注意点としては、過去完了形は過去の出来事が別の過去の出来事よりも
前に起こったことを表すため、2つの出来事が並列に並んでいる場合にのみ
使用することが望ましいです。

【完了進行形】

現在完了進行形

現在完了進行形は、現在完了形と進行形を組み合わせた形です。
現在完了形は「have/has + 過去分詞形」で表され、
進行形は「be + 現在分詞形」で表されます。
これら2つの文法が組み合わされた、
現在完了進行形は、「have/has been + 現在分詞形」で表されます。

例文1:I have been studying English for five years.
意味:私は5年間英語を勉強しています。

例文2:She has been working in the garden all morning.
意味:彼女は午前中ずっと庭で働いています。

注意点:

  1. 過去から現在に至るまでの期間を表すことができます。
  2. 継続している行動を表します。
  3. 現在の状態や結果を強調する場合に使用されます。

過去完了進行形

過去完了進行形は、過去完了形と進行形を組み合わせた形です。
過去完了形は「had + 過去分詞形」で表され、
進行形は「be + 現在分詞形」で表されます。
これら2つの文法が組み合わされた
過去完了進行形は、「had been + 現在分詞形」で表されます。

例文1:He had been driving for five hours before he finally arrived.
意味:彼は到着するまで5時間運転していた。

例文2:They had been waiting for the bus for an hour when it finally arrived.
意味:彼らはバスが到着するまで1時間待っていました。

注意点:

  1. 過去の特定の時間まで続いていた行動を表します。
  2. 継続していた行動が、過去のある時点で終了したことを示します。
  3. 過去の出来事に焦点を当て、その時間帯に行われていた行動を表します。

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以上、
英語の現在完了進行形と過去完了進行形の使い方と、
使用上の注意点をまとめました。
正確に使い分けることができるよう、練習してみましょう。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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