「try / need / help」の目的語は、動名詞?それとも不定詞? 英語文法解説 中級編 part 57

文法解説-中級編
学習塾での指導歴8年以上の筆者が、
塾に通う中・高生たちから、「分かりやすい!」
評判の英文法解説を、記事にしました。

参考にするテキストは、ケンブリッジ大学で出版している
文法書シリーズです。初級編・中級編・上級編を、それぞれ
解説していきます。

簡単なイラストを交えながら、読む人にとって分かりやすく、
易しい文法解説をしたいと思っています。

中学生の学校の復習はもちろん、高校生のテスト対策
社会人の英語の学び直しまで、用途に合わせて使える
英語の文法学習を提供出来れば良いなと思っています。
ぜひ、ご活用下さい!

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第57回:動詞の目的語に、不定詞を続けるか、動名詞を続けるか。②

今回は、3つの単語に注目して、使い方の確認を進めていきます。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

「try / need / help」の使い方のまとめ画像

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Q. 「try / need / help」も目的語によって、意味が変わる?

A. 変わります!

不定詞か、動名詞かによって、意味が変わります。
それぞれの単語について、どのような表現になるのでしょうか。

「try + to + 動詞の原形」と「try + 動詞ing」

  • try + to + 動詞の原形
    :〇〇しようとする/(これから)〇〇することを試みる
    ex) I was very tired. I tried to keep my eyes open, but I couldn’t.
    (私はとても疲れていた。目を開けようとしていたけど、出来なかった。)

「try」の後に不定詞を使った場合は、上記のような意味になります。

また、「try」には、「試しに〇〇してみる」という」意味もあり、
この意味合いの時に、目的語に動詞が使われると、
「動詞ing」の形に直さないといけません。
ex) I tried moving the table to the other side of the room,
but it didn’t look right.
(私は試しに、テーブルを部屋の逆側に動かしてみたけど、
なんか、違和感があった。)

「need to …」と「need + 動詞ing」

  • need to + 動詞の原形
    :〇〇することが必要
    ex) I need to get more exercise.
    (私は、もっと運動する必要がある。)
  • need + 動詞ing
    :〇〇される必要がある
    ex) My phone needs charging. (= It needs to be charged.)
    携帯電話は、充電される必要がある。(=携帯を充電しないと。)

「need」の後に、不定詞を続けると、
「人が〇〇する必要がある」
という能動態の文になり、
「need」の後に、動名詞を続けると、
「ものが〇〇される必要がある」
という受け身の文になります。

日本語に訳す際には、あまり意識されない部分かもしれません。

「help」と「can’t help」

  • help + 人 + to + 動詞の原形 / help + 人 + 動詞の原形
    :(これから)〇〇することを助ける
    ex) Can you help me to move this table ?
    (Can you help me move this table?)
    :この机を動かすのを手伝ってもらってもいいですか?
  • can’t help + 動詞ing
    :〇〇することを止められない。=〇〇せずにはいられない
    ex) He tried to be serious, but he couldn’t help laughing.
    (彼は真面目でいようとしたけれど、笑わずにはいられなかった。)

「help」については、不定詞のニュアンス、あるいは、動名詞のニュアンスの
違いが分かると、表現の違いも分かりやすいかもしれません。

例文も合わせて、内容を確認してみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • Please leave me alone. I’m trying to concentrate.
    (一人にさせて。集中しようとしているんだ。)
  • The windows are dirty. They need cleaning.
    (窓が汚い。窓を掃除しないと。(窓が掃除される必要がある。))
  • Can you help me to get the dinner ready ?
    (晩御飯の準備を手伝ってもらってもいい?)
  • Try pressing the green button.
    (緑のボタンを押してみて。)
  • He needs to work harder.
    (彼は一生懸命働く必要がある。)
  • He looks so funny. Whenever I see him, I can’t help smiling.
    (彼はいつも賑やかに見える。彼を見ると、笑顔にならざるを得ない。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる不定詞・動名詞の使い分け

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I tried studying, but I couldn’t do anything yesterday.
(勉強しようとしたんだ。けど、昨日は何も出来なかった。)

Oh, really ?
(そうなの?)

What would you do if you don’t want to study ?
(勉強したくなかったら、どうする?)

In the case of me, I try to study at least 30 minutes a day.
(自分なら、一日最低30分は、勉強しようとするね。)

I know I need to do that, but I can’t help using my smartphone.
(そうしないといけないのは分かってる。
けど、スマホを使わずにはいられないじゃん。)

I think you need to make a simple rule for studying.
(勉強のために、簡単なルールでも作る必要がありそうだね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「try / need / help」の後に、不定詞・動名詞を続けた時の
表現について確認しました。

意味が大きく異なるので、それぞれ丁寧に覚えることが大切になります。
自然と使えるようになるまでは、練習を繰り返してみましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?

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