不定詞を使った表現について 英語文法解説 中級編 part 55

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
スポンサーリンク

第55回:「動詞+人+不定詞」の語順を作れる動詞について

「動詞+人+不定詞」の語順を作ると、どんな意味になるのか。
1つずつ確認を進めてみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

不定詞を使った表現のまとめ画像

[広告]
確かな英語力は、日々の継続から。
その継続を後押しする、第二言語習得理論に基づいた
オンライン英語学習プログラムがあります。
英語を使う人のための、確実なスキルアップが望める
7日間の無料体験はこちらから!

Q. 「動詞+人+不定詞」の語順を作ると、どんな意味になる?

A. 「人に〇〇することを…する」という意味になります。

「〇〇することを」の部分が不定詞で表されている部分です。
また、「…する」の部分が、動詞の意味になります。

どんな動詞がこの文の形を作れるのかを、確認してみましょう。

「動詞+不定詞」・「動詞+人+不定詞」の語順を作れる動詞

  • want / ask / help / expect / beg / would like / would prefer
    ex) Would you like to go now ? (今、外出したいですか?)
    ex) Would you like me to go now ? (今、私に出かけてもらいたいですか?)

上記に挙げた単語は、例にあるように、2通りの文を作ることが出来ます。
意味に関しては、「人に」の部分があるだけで、違うものになります。

「動詞+人+不定詞」の形しか作れない動詞

  • tell / remind / force / encourage / teach / enable
  • order / warn / invite / persuade / get

ex) He said the switch was dangerous and warned me not to touch it.
(彼は、そのスイッチは危険で、私に、スイッチに触らないように言った。)
↓受け身の形にすると…
I was warned not to touch the switch.
(私は、スイッチに触らないよう警告された。)

受け身の形、つまり、動詞の後にあった「人」を主語にして書き直した形です。
上記のように書き換えることが出来るので、合わせて理解しておきましょう。

「advice」と「allow」について

  • advice / allow + 動名詞
    ex) They don’t allow parking in front of the building.
    (建物の前に駐車することは許可されていない。)
  • advice / allow + 不定詞
    ex) They don’t allow people to park in front of the building.
    (建物の前に駐車することは許可されていない。)

「allow+人+不定詞」の形になっていますが、
「allow」と「advice」に関しては、2通りの語順を作ることが出来ます。

「make」と「let」について(原形不定詞)

  • make / let + 人 + 動詞の原形
    :人に〇〇させる
    ex) He made us wait for two hours.
    (彼は私達を2時間待たせた。)
    ↓受け身の形に直すと
    ex) We were made to wait for two hours.
    (私達は、2時間待たされた。)

「make」と「let」については、上記のように、「to」を使いません。
この形を、「原形不定詞」と言います。

注意点としては、「原形不定詞」の文を、受け身の形に直すと、
「to+動詞の原形」の形にしなければいけません。
「to」を忘れないように注意しましょう。

例文も合わせて、不定詞を使った表現を確認してみましょう。

[広告]
英語のミスを、しっかり矯正したいですか?

このオンライン英会話スクールでは、
レッスン時に言った内容を、文字に起こして、
丁寧なフィードバックをしてくれるので、
ミスを1つずつ直していくことが出来ます。
ミスを直し、ワンランク上の英語力を身につけるなら、
こちらのオンライン英会話は、いかがでしょうか?

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • She warned him to be careful.
    (彼女は、彼に気を付けるよう注意した。)
  • I didn’t expect it to rain.
    (雨が降るなんて予想してなかった。)
  • I want you to know the truth.
    (私は、あなたに真実を知ってもらいたい。)
  • Do you want to go alone, or do you want me to come with you?
    (一人で外出したいですか?それとも、一緒に一緒に行きましょうか?)
  • Did you hear what I said, or do you want me to repeat it ?
    (私が言ったことが聞こえましたか?もう一度言いましょうか?)
  • Can I go now, or do you want me to wait ?
    (もう外出してもいい?それとも、待って欲しい?)

[広告]
TOEICのスコアを上げたいけれど、
まとまった勉強時間が取れなくて困っている…
なら、細かいスキマの時間を使いながら、
少しずつスキルを積み重ねてみてはどうでしょう。
スマホ1つでスコアアップが出来る、
オンライン講座のリンクはこちらから。

Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる不定詞を使った表現の使い方

[広告]
海外ドラマは、英語の勉強に最適!
お気に入りのドラマの字幕を見ながら、
楽しく会話表現の勉強をしてみてはどうでしょう?
動画配信サービスの無料お試し期間で、
ドラマを使った勉強法が自分に合っているか
試してみても良いと思います。

補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I told her to do her homework, but she didn’t do it at all.
(私は彼女に宿題をしなさいと言うんだけど、全くやらないの。)

I see.
(なるほどね~)

What’s more, she was being selfish, so I asked her not to behave
like that, but she didn’t listen to me.
(それに、彼女はわがままで、そんな風に振る舞わないでって頼んでも、
聞いてくれなかったの。)

Well…
(うん…)

I want her to know the importance of doing things that
she has to. What do you think ?
(彼女には、やらないといけないことをきちんとやることの大切さを
分かって欲しいんだけど、どう思う?)

Would you like her to be a perfect person ?
You might expect too much from her.
(彼女に完璧な人になってもらいたいの?
多分、彼女に期待し過ぎだよ。)

[広告]
ロゼッタストーン・ラーニングセンターで、最先端の教育制度を活用して英語を学びませんか?私たちは個々の学習ペースに合わせてeラーニングと対面教育を組み合わせ、柔軟な学習環境を提供しています。自宅でのeラーニングと対面教育のメリットを最大限に活かし、あなたの英語学習をサポートします。最新のテクノロジーと個別の指導が組み合わさった当センターで、自由な学習スタイルを体験してみませんか?英語学習を楽しく効果的に進めるための環境がここにあります。新たな一歩を踏み出して、新しい英語学習の旅に参加しましょう!

Q. この記事の要点は?

A. 不定詞を使った表現について確認しました。

それぞれ、語順が大切になります。
また、注意が必要な動詞もあるので、丁寧に使い方を確認しておきましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

[広告]
自分の英語力は向上させたい
けれど、
なかなか勉強の習慣が身につかない…
英語の資格を取りたい
けれど、
いつも途中で挫折してしまう…
ならばいっそのこと、
専属の講師に勉強の管理も任せて、
期間限定かつ、短期集中で、
トレーニングをしませんか?
資格取得に特化した英語塾のリンクは
こちらから。

関連記事一覧

[広告]
日本人の講師と学んで英語を使う不安を減らし
ネイティブの講師とのレッスンで、学んだことを活用する
そんな、体系的な英会話のレッスンを提供している、
オンライン英会話スクールのリンクはこちら。

他の文法解説記事を検索できます。

スポンサーリンク
ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました