使えれば英会話が楽になる熟語表現⑥ 英語文法解説 中級編 part 134

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第134回:「動詞+前置詞」の形を作る熟語「about/of」編

今回は、「about」と「of」を使い分けることで
意味が変わる熟語表現を確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

熟語表現一覧

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Q. 今回の熟語、気をつけることは?

A. やはり、前置詞の使い分けが大切です。

前置詞を使い分けると、意味が変わるので、
使い方を確認しながら、意味の違いを理解しましょう。

「hear+前置詞(about/of)」

  • hear about …:…について聞く
    ex) Did you hear about the fire at the hotel yesterday?
    (昨日のホテルでの火事について聞いた?)
  • hear of …:…を耳にする・噂話を聞く
    ex) I’ve never heard of such a thing.
    (そんなこと聞いたこともない。)
  • hear from …:…から連絡がある
    ex) Have you heard from her recently?
    (最近彼女からの連絡はある?)

「think+前置詞」

  • think about …:…について(集中して)考える
    ex) I’ve thought about what you said
    and I’ve decided to take your advice.
    (君が言ったことについて考えていて、助言を受け入れようと決めた。)
  • think of …:…のことが(ふと)心に浮かぶ
    ex) I felt embarrassed. I couldn’t think of anything to say.
    (私は困惑した。何も言葉が出なかった。)
    ※「think of」は、意見を言ったり、尋ねるときにも使える。
    ex) What did you think of the movie?
    (映画はどうだった?)

「dream+前置詞」

  • dream about …:…の夢を見る
    ex) I dreamed about you last night.
    (昨晩、君が夢に出てきた。)
  • dream of (about) …:…のことを想像する
    ex) Do you dream of being rich and famous?
    (裕福で有名になることを想像しますか?)
  • I wouldn’t dream of …:…は決してしない。
    ex) I wouldn’t dream of it.
    (そんなことは決してしないよ。)

「complain+前置詞」

  • complain (to+人) about …:…について(人に)不満を言う
    ex) We complained to the manager of the restaurant about the food.
    (私達は、レストランのオーナーに食事について不満を言った。)
  • complain of …(痛みなど):…(痛みなど)を訴える
    ex) We called the doctor because
    George was complaining of a pain in his stomach.
    (ジョージが胃の痛みを訴えていたので、医者を呼んだ。)

「remind+前置詞」

  • remind (人) about …:…について(忘れないよう)伝える
    ex) I’m glad you reminded me about the meeting.
    (会議のことを伝えてくれてありがとう。)
  • remind (人) of …:(人に)…のことを思い出させる
    ex) This house reminds me of the one I lived in when I was a child.
    (この家は私に、子供の時に住んでいた家を思い出させる。)

「warn+前置詞」

  • warn (人) about …:…について気をつけるように言う
    ex) She warned me about the traffic.
    (彼女は渋滞に気をつけて、と私に言った。)
  • warn (人) about (of) …:(これから起こり得ること)について警告する
    ex) Scientists have warned us about the effect of climate change.
    (科学者は私達に、気候変動の影響について警告した。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる熟語表現の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Did you hear about yesterday’s World Cup game?
(昨日のワールドカップについて聞いた?)

Yes. I saw it on Twitter. I didn’t watch the game though.
(うん。ツイッターで見た。試合は見れなかったけど。)

What? You should have watched it. It was so exciting.
(え?見るべきだったよ。本当に興奮したんだから。)

I was going to watch it, but I didn’t have any time.
(見ようとしたんだけど、時間が無かった。)

I’m sorry to hear that. Anyway, the result was so amazing, wasn’t it?
(残念だったね。とにかく、結果はすごくない?)

Definitely. I never imagined that Japan would defeat Germany.
(それな。日本がドイツに勝つなんて想像出来なかったよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 熟語表現の確認でした

前置詞を使い分けるだけで、意味が変わるので、
意味をしっかりと区別して、使い分けることが出来るようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
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参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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