塾に通う中・高生たちから、「分かりやすい!」
と評判の英文法解説を、記事にしました。
参考にするテキストは、ケンブリッジ大学で出版している
文法書シリーズです。初級編・中級編・上級編を、それぞれ
解説していきます。
簡単なイラストを交えながら、読む人にとって分かりやすく、
易しい文法解説をしたいと思っています。
中学生の学校の復習はもちろん、高校生のテスト対策、
社会人の英語の学び直しまで、用途に合わせて使える
英語の文法学習を提供出来れば良いなと思っています。
ぜひ、ご活用下さい!
第104回:「とても」よりは少ないけど「少し」よりは多いことを表す

日本語のニュアンスだと、「それなりに」を表す
便利な言葉について確認します。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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Q. 日本語で「それなりに」を英語にすると、どんな表現になる?
A. quite / pretty / rather / fairly
で表せます。
それぞれの言葉の使い方を確認してみましょう。
基本的な使い方
- quite / pretty / rather / fairly + 形容詞(副詞)
「quite / pretty rather / fairly」といった言葉は、
とても多いわけでは無いけれど、「少し」という訳でもないことを表します。
つまるところ、「それなりに」です。
また、「pretty」については、口語的な表現になります。
プライベートで活用するようにしましょう。
「quite」を使った表現
- quite a/an + 名詞
ex) It was quite a surprise. (本当にビックリした) - quite a lot (of) …
ex) There were quite a lot of people at the meeting
(会議には本当に多くの人がいた) - quite like (enjoy) …
ex) I quite like tennis, but it’s not my favorite sport.
(テニスはまぁまぁ好きだけど、お気に入りのスポーツではない。)
また、「quite」は「本当に」とか「完全に」の意味で使われることもあります。
その際には、以下の形容詞と一緒に使われることが多いです。
- sure / right / true / clear / impossible
- different / incredible / amazing
- certain / wrong / safe / obvious / unnecessary / extraordinary
補足ではありますが、
「not quite」とすることで、
「完全ではない・全く」といった意味を表すこともできます。
「rather」について
- 「rather」は基本、「ネガティブな事柄」に使う
- 「ポジティブな事柄」に使う時は、驚きを表す。
「fairly」について
「fairly」は「quite / rather / pretty」より意味合いが弱く、
日本語だと、「若干」くらいのニュアンスになるでしょう。
例文を確認しながら、言葉のニュアンスを見てみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- I’m quite hungry. Is there anything to eat?
(それなりにお腹が空いているんだけど、何か食べ物ある?) - I didn’t expect her to contact me. I was quite surprised when she phoned.
(彼女が自分に連絡してくるとは思わなかった。
電話してきた時は本当にビックリした。) - I enjoyed the film, but it was rather long.
(映画は楽しかったけど、ちょっと長かった。) - It’s quite cold. You’d better wear your coat.
(それなりに寒いから、コートを来たほうが良いよ。) - I couldn’t believe it. It was quite incredible.
(それを信じられなかったよ。本当に凄かったんだから。) - We see each other fairly often, but not as often as we used to.
(私達はそれなりによく会うんだけど、昔ほどではない。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

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補足:イラストの日本語訳

Hey, I found quite an interesting project.
(ねぇ、ちょっとおもしろそうな事業を見つけたんだ。)

Oh, really? What’s that? Let me know about it.
(へぇ。どんな事業?ちょっと教えてよ。)

Well, actually we need to pay a little money to join,
but we could have a lot of experience.
(実は、参加するにはちょっとお金を払わないといけないんだけど、
色々な経験ができるんだ。)

Well, I’d rather not join such a community.
(えっと、そういったコミュニティには入りたくないかな。)

Why not? I think it’s pretty fascinating for everyone.
(なんで?皆にとってかなり魅力的だと思うけど。)

I think you should doubt every piece of information you see for the first time.
(初めて見る全ての情報は疑うべきだと思うけどなぁ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 一言で意味を付け加えられる便利な表現を確認しました。
微妙なニュアンスを付け加えることができるので、
使えるようになると、より正確に自分の気持ちを
伝えられるようになると思います。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
物事を比べる時には。(比較級の基本)
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
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