前置詞「to」のイメージ・前置詞「into」の意味。 英語文法解説 中級編 part 126

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第126回:前置詞「to」や「into」の持つ意味。

前置詞「to」や「into」のニュアンスや、
動詞の後の前置詞の使い分けについて確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

前置詞の持つニュアンスのまとめ画像

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Q. 前置詞「to」が持つニュアンスは、どんなもの?

A. 「どこかへ向かっている」ことを表します。

1つずつ内容の確認を進めていきましょう。

「to」が持つ意味・「in/at」が持つ意味

  • 「to」が表すこと=どこかへ動いていることを表す。
    「to」後に続く表現
    :go to… / return to… / welcome to… / come to… / drive to…
    journey to… / trip to… / visit to… / on my way to…
  • 「in/at」が表すこと=物の位置や場所。
    ex) live in…
「get」と「arrive」の使い分け
  • get to…:…へ着く・到着する
    ※「get」は、「得る」という意味合いにもあるように、
    「どこの場所を得ようとしているのか」を表すために、
    「to」を使う。と考えても良いかもしれません。
  • arrive in/at…:…に着く・到着する
    ※「arrive」は、単語の意味として「着く」ことを表します。
    よって、「どこに着いたのか」、場所を表すために、
    「in/at」を使います。

「into」が持つ意味

  • 「into」が表すこと=「…へ入る」
    →「部屋に入る」、「こたつに入る」など、
    これからどこかに入ろうとしている様子を表します。
    ex) I opened the door, went into the room and sat down.
    (私はドアを開け、部屋に入り、そして座った。)
    ・「into」の反対意味を表す表現は、「out of」(…から出る)です。
    ※公共交通機関などに、乗り降りすることを表すには、
    「get on / get off」を使います。

例文を見ながら、前置詞の意味の違いを確認してみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • I have to go to the bank today. What time does it open?
    (今日は、銀行に行かないといけないんだ。何時に開く?)
  • We left our luggage at the station and went to find something to eat.
    (私達は、駅に荷物を預けて、ご飯を食べることの出来る場所を探した。)
  • I had lost my key, but I managed to climb into the house through a window.
    (私は鍵を無くしたが、窓によじ登って家の中に入った。)
  • He is French. He has just returned to France after two years in Brazil.
    (彼はフランス人で、ブラジルに2年滞在した後、帰国した。)
  • When we got to the cinema, there was a long queue outside.
    (映画館に着くと、外には長い列が出来ていた。)
  • What time do you usually arrive at work in the morning?
    (普段は、朝何時に職場に着きますか?)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる前置詞の使い分け

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I’ve arrived at the station. Where are you right now?
(ちょうど駅に着いたんだけど、今どこにいる?)

I’m just a few minutes away from the station. I’m running to get there.
(駅までもう少しのところ。今そっちに向かって走ってる。)

Really? I don’t see you around here.
(ホントに?見当たらないよ?)

What? I just arrived at the station, but I don’t see you either.
(マジで?今駅に着いたんだけど、こっちも見当たらないよ?)

Okay, I’ll go to the convenience store near the station
to buy something to drink.
(分かった。とりあえず駅の近くのコンビニで飲み物買うね。)

What? It looks like I arrived at the opposite side of the station.

(え?駅の反対側に着いたみたいだ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 前置詞「to/into」の持つイメージを確認しました。

細かい語法や違いではありますが、
極力、正確に使い分けることが出来るようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
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次回の文法解説は?

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