「the」の有無で意味が変わる名詞 英語文法解説 中級編 part 74

文法解説-中級編
学習塾での指導歴8年以上の筆者が、
塾に通う中・高生たちから、「分かりやすい!」
評判の英文法解説を、記事にしました。

参考にするテキストは、ケンブリッジ大学で出版している
文法書シリーズです。初級編・中級編・上級編を、それぞれ
解説していきます。

簡単なイラストを交えながら、読む人にとって分かりやすく、
易しい文法解説をしたいと思っています。

中学生の学校の復習はもちろん、高校生のテスト対策
社会人の英語の学び直しまで、用途に合わせて使える
英語の文法学習を提供出来れば良いなと思っています。
ぜひ、ご活用下さい!

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第74回:「the」を付けた時と、付けない時の意味の違い

「the」という冠詞の有無で、
意味が変わってしまう単語もあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

「the」の有無で変わる意味の単語一覧

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Q. どんな単語が「the」の有無で意味が変わるの?

A. school / prison / hospital / university / college / church です。

今回は、これらの単語に注目して、
「the」がある時と、無い時の意味の違いを見てみます。

「the」が無い時の意味

  • school:生徒として通う学校。特定の学校を想定している訳ではない。
    ex) She goes to school everyday.
    (彼女は毎日学校に通っている。)
  • prison:受刑者として収容されている刑務所
    ex) His brother is in prison for robbery.
    (彼の兄弟は強盗の罪で刑務所にいる。)
  • hospital:患者として通院している病院(イギリス英語の使い方)
    ex) He was taken to hospital.
    (彼は病院に搬送された。)
  • university / college:学生として通学している大学
    ex) When I leave school, I plan to go to university.
    (高校を卒業したら、大学に通う予定だ。)
  • church:礼拝をするために通う教会
    ex) Her father goes to church every Sunday.
    (彼女の父親は毎週日曜日に教会に行く。)

「the」が無い場合は、一個人として「その施設に関わる」ことを表し、
ある特定の場所を表す訳ではありません。

「the」がある時の意味

  • the school:特定の学校
    ex) She has gone to the school to see her daughter’s teacher.
    (彼女は娘の担任の先生に会うために、(娘が通う)学校に行った。)
  • the prison:面会者として行く、特定の刑務所
    ex) He went to the prison to visit his brother.
    (彼は、兄弟に会うために(兄弟がいる)刑務所に行った。)
  • the hospital:患者としてではなく、お見舞いに行く特定の病院
    (アメリカ英語は、どちらの意味でも「the」を付ける。)
    ex) She has gone to the hospital to visit Joe.
    (彼女は、ジョーのお見舞いをするために、(ジョーがいる)病院に行った。)
  • the university / college:訪問者として行く、特定の大学。(学生ではない。)
    ex) I went to the university to meet Professor Thomas.
    (私はトーマス教授に会うために、(教授がいる)大学に行った。)
  • the church:建物としての教会(礼拝をしに行く訳ではない。)
    ex) Some workmen went to the church to repair the roof.
    (何人かの作業員は、屋根を直すために教会へ向かった。)

「the」を使わない表現

  • go to bed / (be) in bed
  • go to work / (be) at work / start work / finish work
  • go home / come home / arrive home / get home / (be) at home

これらの表現に関しては、「the」を使いません。
気をつけておくことが大切です。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる「the」を使わない表現

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

It’s been a long time. How are you ?
(久しぶりだね。最近どう?)

I go to work, and come home. I’ve been doing the same thing everyday.
(仕事行って帰って…毎日同じこと繰り返してる。)

I think you should take some holidays.
(休みでも取った方が良いと思うよ。)

I think so. If I have enough time, I want to go to the sea and
spend a few days there.
(そう思う。時間があったら海に行って、数日そこで過ごしたい。)

That’s a great idea. You should do it. You should go somewhere.
(良いね。実行すべきだよ。どこかに行くべき。)

But, I have no money. That’s the problem.
(でもお金が無いんだ。それが問題なんだ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「the」の有無で変わる単語の意味を確認しました

細かい事柄ですが、意味はだいぶ異なるので、
「the」という冠詞の使い方にも気を配ることが大切です。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
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