「〇〇のような」を表す英語表現 英語文法解説 中級編 part 117

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第117回:「l___」「a_」の使い方

今回の表現では、ある単語が前置詞として使われます。
様々な意味があるので、1つずつ確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

「〇〇のような」を表す英単語のまとめ画像

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Q. 「〇〇のような」は、英語で、どう表す?

A. 「like」と「as」を活用します。

日本語に直した時の、様々なニュアンスを
「like」や「as」で表していることが分かります。
意味を丁寧に確認してみましょう。

「like」の使い方

  • 「〇〇と似たように」・「〇〇と同じように」を表す。
    ex) It’s raining again. I hate weather like this.
    (また雨が降ってる。こんな天気は嫌いだ。)
    ex) What a beautiful house. It’s like a palace.
    (すごく素敵な家だなぁ。宮殿みたい。)
  • 「例えば」の意味で使う。(※such as と同じ意味。)
    ex) I enjoy water sports, like surfing and scuba diving.
    (私は、サーフィンやスキューバダイビングといった
    ウォータースポーツを楽しみます。)
  • 「〇〇と同じように」を表す。
    ex) You should have done it like I showed you.
    (私があなたに見せたのと同じように、あなたもすべきだった。)

これらの表現では、「like」は、前置詞だったり、接続詞として使われます。
前置詞として使う際は、直後に「名詞」や「代名詞」を。
接続詞として使う際には、直後に「主語+動詞」を続けましょう。

「as」の使い方

  • 「〇〇と同じように」を表す
    ex) You should have done it as I showed you.
    (私があなたに見せたのと同じように、あなたもすべきだった。)
  • 「as usual」・「as always」といった表現が出来る。
    ex) You’re late as usual.
    (君はいつも通りに遅れてきたね。)
  • 「〇〇するように」を表す
    ex) You can do as you like.
    (好きなように出来ますよ。)
  • 「as you know」「as I said」「as she expected」「as I thought」
    といった表現も出来る。
    (全て〇〇のようにの意味。)
    ex) He failed his driving test, as he expected.
    (彼が予想していた通り、彼は運転免許の試験に落ちた。)

「as」を接続詞として使うと、「〇〇のように」を表し、
「as」を前置詞として使うと、「〇〇として」といった意味になります。
意味が異なるので、気をつけて使い分ける必要があります。

例文を通して、改めて意味を確認してみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • He gets on my nerves. I can’t stand people like him.
    (彼は癪に障る。彼みたいな人には耐えられない。)
  • I’ve been playing tennis for years, but I still play like a beginner.
    (私はテニスを数年続けているが、まだ初心者のようなプレイだ。)
  • My brother gave me this watch as a birthday present.
    (自分の兄弟が私に、誕生日プレゼントとしてこの時計をくれた。)
  • Your English is very fluent. I wish I could speak like you.
    (君の英語はとても流暢だね。君みたく話せればなぁ。)
  • We saw Kevin last night. He was very cheerful as always.
    (私達は昨晩、ケビンに会った。いつも通り元気だったよ。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる「like」「as」の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

As you expected, the situation was so complicated.
(君の予想した通り、状況は複雑で難しかったよ。)

I’m sorry to hear that. Were you OK?
(残念だったね。大丈夫だった?)

Actually, thanks to your advice, I could deal with that.
(実際、君のアドバイスのおかげでなんとか対処できたよ。)

I’m glad to hear that you could solve your problems…
(問題を解決出来たなら、良かったよ…)

Well, I shouldn’t expect too much from others like this compliment.
(なんて、こういった他人からの褒め言葉を期待するべきではないなぁ…)

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Q. この記事の要点は?

A. 「like」と「as」を使った表現を確認しました。

使い方として覚えてしまった方が早い表現も多いので、
会話の中で、どのように使うのか。ということを
意識して、表現を使えるようにしてみましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?

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イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
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