「できること」を表す助動詞 英語文法解説 中級編 part 26

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第26回:「can」と「be able to」について

「できること」を表す時は、「can」を使いますが、
「be able to」が必要になる場面もあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

「できること」を表す助動詞のまとめ画像

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Q. そもそも「できる」を表す助動詞には、どんなものがある?

A. can / could / be able to / manage to
があります。

それぞれ細かく内容を確認してみましょう。

「can」と「could」について

  • can:「〇〇できる」
    :何かが可能である。
    :許されている、あるいは、能力を持っていることを表す。
  • could:「〇〇できた」
    :「can」の過去形
    :可能だった、許されていた、あるいは、能力を持っていたことを表す。

文の作り方は、

  • 肯定文
    「主語 + can / could + 動詞の原形
  • 疑問文
    「Can / Could + 主語 + 動詞の原形」

「can / could」に「not」を付けると、それぞれ、
「can’t / couldn’t」になります。

「be able to」について

「できる」ということを伝える時は、「can」が普通ではありますが、
「be able to」を使わないといけない時もあります。

  • 「be able to」を使うとき
    → 完了形と一緒に使うとき
    (have been able to …など)
    → 「できたかもしれない」「できるに違いない」など、
    別の助動詞と合わせて、「できる」の意味を付けたいとき
    (might be able to…/must be able to…など)

そして、「be able to」の後には、動詞の原形を使います。

「could」と「was able to」の違い

  • could:一般に持っている能力を表す
    ex)He could speak five language. (彼は5ヶ国語を話せた。)
  • be able to (managed to):特定の状況で成し遂げたことを表す
    ex)Although the fire spread quickly, everybody was able to escape.
    (急激に火事は広がったが、皆逃げることが出来た。)

ちなみに、「couldn’t (could not)」は、どのような状況でも使うことが出来ます。
例文も合わせて、それぞれ確認してみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

I haven’t been able to sleep very well recently.
(最近あまりよく寝れてない。)

She can drive, but she doesn’t have a car.
(彼女は運転出来るけれど、車を持っていない。)

I was feeling sick yesterday. I couldn’t eat anything.
(昨日は具合が悪かった。何も食べることが出来なかった。)

There was nobody to disturb me, so I was able to finish my work.
(私を邪魔する人が誰もいなかったから、仕事を終わらせられた。)

I ran my first marathon recently.
It was very hard, but I managed to finish.
(私は最近初めてマラソンを走った。
大変だったけど、なんとか走りきった。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる「can」と「be able to」の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I can’t speak English, but I was able to talk with a foreign person yesterday.
(自分は英語を話せないけれど、昨日は、なんとか外国の人と話せた。)

That’s great !
You‘ll be able to speak English fluently sooner or later.
(それは良かったね!
きっと、そのうち英語を流暢に話せるようになるよ。)

I think you can speak English fluently, can’t you ?
(確か、君は流暢に英語を話せたよね?)

No, I can’t.
(いや、流暢には話せないよ。)

Could you tell me the way to the station ?
(駅までの道を教えてくれませんか?)

Go down this street. Five minutes’ walk will take you to the station.
(この道をまっすぐ行って下さい。5分歩いたら駅に着きます。)

What ?
(ゑ?)

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Q. この記事の要点は?

A. 「できる」を表す助動詞について確認しました

表現によって、表しているニュアンスが多少異なるので、
これらの表現も、丁寧に使い分けることが出来るようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
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次回の文法解説は?

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イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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