塾に通う中・高生たちから、「分かりやすい!」
と評判の英文法解説を、記事にしました。
参考にするテキストは、ケンブリッジ大学で出版している
文法書シリーズです。初級編・中級編・上級編を、それぞれ
解説していきます。
簡単なイラストを交えながら、読む人にとって分かりやすく、
易しい文法解説をしたいと思っています。
中学生の学校の復習はもちろん、高校生のテスト対策、
社会人の英語の学び直しまで、用途に合わせて使える
英語の文法学習を提供出来れば良いなと思っています。
ぜひ、ご活用下さい!
第27回:「could」と「could have 過去分詞」の意味と使い方

「could」が表すことの出来る表現の幅は、実は広いんです。
「can」の過去形だけではない、「could」の使い方について
解説を進めてみようと思います。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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Q. そもそも、「can」と「could」に違いはあるの?
A. あります。
can:現実的に可能なことを表す
could:出来るかもしれないけど、確実じゃない
詳しく内容を確認してみましょう。
「could」が表す意味のまとめ
- 「can」の過去形としての「could」
- (今でも未来でも)出来るかもしれないけど、
確実ではないことを表す。 - (比喩として)非現実的なことを表す
- 「かもしれない(may/might)」に近い意味で使う
「can」は、現実的、あるいは、より一般的に「できる」ことを表しています。
もしかしたら、「can」より、「could」の方が、使いやすい表現かもしれません。
「could have + 過去分詞」が表す意味のまとめ
「could have + 過去分詞」は、
「could」が表す意味の過去形として使われます。
- (過去に)出来たかもしれなかった、けど、
確実ではなかったことを表す。 - (比喩として)非現実的なことを表す
- 可能だった。けど、実際には起こらなかったことを表す
※補足:「couldn’t」が表す意味は…
- couldn’t:今、不可能であることを表すこともある。
- couldn’t have + 過去分詞:昔、不可能だったことを表すこともある。
「could」だからといって、常に、過去形というわけではないので、
気を付けるようにしましょう。
例文も見ながら、使い方の確認を進めてみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。

You could give him a book for his birthday present.
(彼の誕生日プレゼントに、本でもあげられるんじゃない?)

This is a wonderful place. I could stay here forever.
(ここは素晴らしい場所だ。一生ここにいれる。)

The story could be true, but I don’t think it is.
(その話は本当かもしれないけど、自分は信じない。)

Why did you walk? You could get a taxi.
(何で歩いたの?タクシーも使えたと思うけど。)

I couldn’t live in a big city. I’d hate it.
(自分は都会には住めない。都会が嫌いだもん。)

She couldn’t have gone anywhere because she was ill.
(彼女はどこにも行けるはずないよ。具合が悪かったもの。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

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補足:イラストの日本語訳

Did you do some housework?
(何か家事してくれた?)

No, I didn’t. I was tired. So, I couldn’t.
(いや、してない。疲れてたから出来なかった。)

But, you were free today, weren’t you?
(でも、今日は休みだったよね?)

Maybe I could have done some housework, but
I was too tired to move.
(家事は出来たかもしれないけど、
疲れすぎて動けなかった。)

I think you took enough rest, didn’t you?
(十分休めたと思うんだけど、そんなことないの?)

I didn’t have enough rest. I think I could sleep for a week.
(全然休めてない。一週間は寝れると思う。)
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Q. この記事の要点は?
A. 「could」や「could have 過去分詞」が表す意味を
確認しました
比喩として使われることもある「could」を
使いこなせるようになると、会話の幅も広がりそうです。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
「must」と「can’t」について確認します。
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
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