投資を始める前に、学んだことと実践したこと。

日記

自分は投資を始めて3年くらい経ちますが、2024年からは、新NISA制度が始まるということもあり、一旦、自分が投資を始める前に学んだことと、実践したことをまとめておこうかと思います。

新NISA制度では、非課税で投資出来る額がかなり増えることもあり、庶民からしたら、かなりお得な制度なのですが、マネーリテラシーが低いが故に、この制度を有効活用出来ていないのが現実です。ということで、自分がマネーリテラシーを身につけるために活用した動画や書籍を紹介しながら、投資を始めるための準備の手助けが出来ればと思います。

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You Tube から基本的な知識を学ぶ。

現在は、お金を使わずに情報を得ることが出来る時代。

ということで、情報の取捨選択も大事になってくるわけなのですが、
「誰が」「どんな情報元の」情報を発信しているのかをよく確認することは大事です。

その点、自分がまず、入門書として位置付けして最初に確認したのは、「中田敦彦のYou Tube 大学」というチャンネル。さすがに、元々芸人さんだけあって、面白くかつ楽しく内容を確認することが出来ましたね。流石に、すべての情報を鵜呑みにしようとは思いませんでしたが。

「投資の基本のキ」を理解するには十分すぎる発信をされていました。

この動画以外にも、お金に関する発信をしているので、すべてを確認する必要は無いと思いますが、もし、全部の動画の内容を確認したなら、投資の基本の概要を抑えたことになるでしょう。

ギャンブルと投資の違いを理解する。

その中でも、まず、大事にしたい考えは、

「投資はギャンブルではない」

ということです。

「投資」は「長期保有かつリスク分散」が基本であり、
「ギャンブル」は「使ったその日に増えたり減ったりする」ものである。

ということで、日本人が貯蓄に回していた理由の一つは、昔は、銀行の利回りがとてつもなく良かったから。ってだけ。

今は、利回りもほぼ無いに等しく、リスク分散の観点からすると、日本円しか資産がなく、かつ一つの銀行にしかお金をおいていない状態は、リスクである。というところまで理解できれば、第1段階が終了。

投資をするタイミングで、いかにリスクを分散するかを考えることが出来るようになればOK。

パチスロ=ギャンブル。
FX=ギャンブル。
競馬=ギャンブル。
その他賭博=賭博って言ってるし、ギャンブル。
気をつけたいのは、デイトレード。コレもギャンブル。

長期保有しても大丈夫そうな商品は何か。
現物ならゴールド。
株なら?と考えるのが投資のリアル。

まずは、この
「投資はギャンブルとは異なる」
という部分の理解を深めるようにしましょう。

複利の力を理解する。

さて、かのアインシュタインもこんなことを言いました。

「複利とは、人類最大の発明である」と。

このことを、完全に理解している人はどれくらいいるでしょうか?

複利の計算に関しては、学業で習う場合には、高校生の科目、「数学B」の数列で習います。(大体、飛ばされて終わりますが…)シグマを使った等比数列の和の公式を活用すると、複利の計算をすることが出来るのですが、実生活で役に立つ数学を理解している人は、果たしてどれほどか…

毎年、〇〇円積み立てて、利回り△%で、□年経つと、どれくらいの資産になっているのか。ということを、計算で求めることが出来るのですが…

ちなみに、エクセルやスプレッドシートにおいては、FV関数(=FV(利率, 期間数, 支払額, 現在価値,))などを活用することで、ざっくりとした金額を知ることも出来ます。ただ、税金で引かれる部分を考慮出来なかったりもするので、あくまでも、目安ということで。

ざっくり、複利とは、期間が長ければ長いほど有利になるチート。

と思って貰えれば良いかと思います。

ここまでちゃんと理解できれば、第二段階が終了。

「複利」の力を最大限発揮させたい。だからこそ、早め早めのマネーリテラシーの向上が必須というわけなのですが、なかなか、勉強をする時間がなくて大変なのですよね。

手数料には気をつける。

「勉強する時間が無いから、銀行に行って、窓口で全部任せてしまおう!」

と思ったそこのあなた。手数料をガッツリ引かれる一歩手前です。

「手数料」

というこの三文字、もう、見たら嫌悪感を示すくらいになると、投資に対する準備が整ったと言えるでしょう。

基本的には、「銀行」は、手数料などなどから、利益を得ている訳ですが、この手数料を気づかれずに取るために、「投資商品を売る」ということもするわけですね。

ということで、個人が気をつけなければいけないことは、「手数料」を抑えつつ、「利益」を確保するということです。

個人の力で、「利益」を確保するために必要なことは、「知識を得る」ことにほかなりません。しっかりと理解した上で、「手数料は敵」くらいの理解度になったなら、投資を始めるために必要な基礎知識が整ったと考えて良いでしょう。

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書籍の内容も踏まえて、調べてみる。

とはいえ、You Tube の発信を鵜呑みにして、「投資を始めてみよう!」

なんていうのは、本当に危険。

そもそも、誰かの発信を鵜呑みにして、自分で調べもせず、すべてを任せてしまうのは、完全に詐欺師からしたら、「鴨」です。詐欺師目線から見ると、「鴨が葱を背負って来た」状態です。

ということで、自分でも、どういった内容になっているのかを確認する必要があります。

初心者向けの書籍も多数あるので、どれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれませんが、ここでは、一応、これらの書籍をピックアップ。

厚切りジェイソンさんの書籍に関しては、「全世界株式」か「全米株式」に投資。

彼の場合は、「全米株式」に投資をして、資産を増やした。ということもあり、初心者向けのリスクヘッジといったところ。

二冊目の著者、たばぞうさんは、自らの投資経験も踏まえながら、米国株式に投資をする場合には…ということを解説されています。

実際に、本人が投資をされていて、経験も豊富だからこそ、説得力もありますね。リバランスや、より、リスクヘッジをしたい。という方にとっては、必読の書でしょう。米国株式に関しては、この一冊があれば十分です。

三冊目。新NISAの制度から理解したい方向けの書籍です。

投資商品がお弁当箱の中身だとするなら、1冊目と2冊目は、お弁当の中身です。箱ではありません。ということで、この3冊目は、お弁当箱になります。?…えっと、違うね。いや、合ってるか。投資の制度を解説している本ということです。制度が箱。商品は中身。笑。

NISA制度を活用することで、非課税で投資が出来るのですが、まずは、その制度を理解したいのなら、その制度について詳しく書かれている書籍を参考にするべきだと思います。

ということで、現状、どのような知識が足りていないのかに合わせて、書籍を選ぶことが大切です。

自分の場合は、同時並行で調べていきました。You Tube を活用して勉強しつつ、書籍を購入しながら、実際に口座開設やら、株式情報を証券会社のホームページで確認しながら、その時のリアルの情報を調べながら知識を深めたりしました。

国債・株・高配当の違いを調べる。

簡単に。

国債…国にお金を貸すこと。
株式…会社にお金を貸すこと。
高配当…配当金が手厚いところにお金を貸すこと。

リスクとしては、
国債…リスク低
株式…分散すれば低
高配当…ちょっとだけリスク?配当金を増やしたい人向け。投資先によっては低リスク。

と言った所ですね。

サッカーが好きな人向け解説。

国債…DF
株式…MF(株式の内容によっては、OMFやDMFのものもある。)
高配当…FW

やっぱり、FWには、ストライカーが一人は欲しいよね。昔のバルセロナ(イニエスタとシャビがMFにいた黄金期)みたいなポゼッションサッカーも魅力的だけれど、なんだかんだ言って、FWに絶対的なストライカーがいると、華がある。見ていて面白い。

みたいな感覚で、株式だったり、国債の内容を見ていくと、その時の自分にとって理想的なバランスを見つけることが出来ると思います。

ちなみに、この例えは、中田敦彦さんが動画内で触れていた発言なのですが、サッカー好きからしてみると、この一言で、すべてを理解した部分もある。メッチャ分かりやすかった。

「資産運用=サッカーチームのフォーメーション選択」と考えると、本当に面白い。

自分は、サッカーなら、3−5−2が好き。3−6−1も良いかな。
投資の初期は、3−6−1くらいの感覚だったけれど、今は、3−5−2か、3−4−3にしても良いのでは?と思ってる。←なんの話?笑

でも、この感覚が分かってきたら、投資に向けた準備が、着々と進んでいるので、安心して下さい。

投資にまつわる用語をきちんと調べる。

投資においては「手数料」という言葉が色々な言葉で置き換えられています。

それも含めて、一旦確認。

・利回り…貸したお金に対する感謝される割合。ポイントの還元率のイメージ。
・配当金…貸したお金に比例して、実際に還元されるお金。
・経費率…債権における手数料。
・信託報酬…株式における手数料。

真っ先に理解しておきたいのは、この4つ。

手数料を抑えつつ、いかに利回りの高いものを選ぶのかという所。あるいは、手数料も抑えつつ、リスクヘッジをどう取るのか。ということを考える部分。

サッカーのフォーメーションのイメージなので、互いを補い合えるような組み合わせを自分なりに作り上げていくことが出来ると、それは、個人にとって完璧な投資ということになります。ということで、「絶対の投資」なんてものは無くて、個人の状況に応じた投資が出来ているなら、それは、「完璧な投資」なのだと思います。投資の正解は一つではなく、十人十色。

投資とは「みんな違ってみんな良い」世界なのです。

「自分なり」にバランスを整える。

さて、自分なりにバランスを考える時間がやってまいりました。ここまでたどり着いたなら、後は実践あるのみですが、一応、バランスを考える際に、自分が比較検討した銘柄を挙げておこうと思います。自分は、基本ETFしか購入していません。ETFだと、すでに分散投資なので手間が省けるのと、一般人にしてみれば、これ以上良い成果を上げる事ができる投資は無いと思われるためです。何より、時短出来る点がETFにした一番の決め手です。少ない労力と知識で、良い成果を上げることが出来るなら、それに越したことはないと思っています。

さて、自分が比較した銘柄をすべて挙げてみようかと思います。もちろん、この中から選抜して、フォーメーションを組んでいます。また、ティッカー(アルファベットで示された名前)で列挙しようと思います。手数料や利回りに関しては、過去に自分が調べた時点のもので、現在のものとは異なることが容易に予想されますので、現在の情報に関しては、ご自身で調べることをおすすめ致します。

ティッカー手数料(%)配当利回り(%)
AGG(国債)0.052.15
BNDX(国債)0.080.98
VWOB(国債)0.254.3
TIP(国債)0.191.08
BND(国債)0.042.19
TLT(国債)0.151.61
SPY(株式)0.091.45
VEA(株式)0.051.95
VWO(株式)0.11.79
VTI(株式)0.031.38
VT(株式)0.081.61
VIG(株式)0.061.64
IJR(株式)0.070.97
HDV(高配当)0.083.9
VYM(高配当)0.062.86
SPYD(高配当)0.073.93
JEPI(高配当)0.3510.5

これらが検討した銘柄。もちろん、ツイッターなどの投資界隈だったりでは、また別の銘柄等がありますが、投資先を検討するなら、丁度いい一覧かと思います。

ちなみに、高配当に関しては、投資をしている人なら、全員が納得するラインナップになっているのではないかと思います。

資産状況にもよりますが、国債や株式を組み込むことで、リスクを減らせるので、どのバランスにするかは、自分自身の状況をよく考えることが大切だと思います。

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支出の管理を始める ← 「一番大事」。

さて、さんざん投資の基礎知識について確認しましたが、結局、行き着く先は、「支出の管理をしっかりと行う。」です。

そもそも、借金がある状態では投資をすることは出来ませんし、支出の管理が出来ていなければ、浪費をするだけで、一向に資産を築くことも出来ません。

ということで、家計簿をつけましょう。

自分の場合は、アプリより、紙にまとめる派です。というのも、使ったことと、実際に使う価値があっただろうか?ということを考える際に、紙に書きながらのほうが振り返るときに実感が湧くというだけのことなので、このあたりは、個人的な趣味です。アプリでも良いでしょう。

余剰資金がどれくらいあるのかを把握する。

家計簿、というより、支出の管理をすることで、分かることの1つ目。

支出の管理をすることで、「何にどれくらい使っているのか。」からの、「余っているお金はあるのだろうか?」ということを、一発で確認することが出来ます。

当然、投資なのだから、長期的には配当金が入ってきてプラスになるのですが、株自体の価値が目減りするのを目の当たりにすると、うろたえてしまう方もいるでしょう。ということで、自分のメンタルを守るために、コレは余剰資金なのだ。という価値観を持つ必要があります。

そんな、投資に回せるお金がどれくらいあるのかを確認するためにも、支出の管理が最優先です。

減らせる支出を把握する。

さて、一旦、支出の管理が終わったら、次の段階。

「減らせる支出を把握し、実際に減らすこと。」

そうすることで、余剰資金を増やすことができ、結果的に、投資に回すことが出来る金額が増えるというわけです。まぁ、自分自身の体の健康やら、何やらが大事な時代でもあるので、無理は禁物。

自分が出来る範囲は、どの程度なのだろうか?ということを、よく見つめることが大切です。

自分の価値観を把握する。

支出を管理し、減らせる支出を減らしていると、気づくことがあります。

それは、

「自分が本当に欲しいものは、意外と少ない。」

ということです。

決して、ミニマリストになりなさい。と言っている訳ではありません。ただ、実際に、支出管理→減らせる支出を減らす、ということを実践すると、使わなくても良いものが目につくようになります。

最終的には、自分自身が本当に欲しい物だけにお金を使うことになるので、人生の満足度も向上するという訳です。

こう考えてみると、マネーリテラシーを向上させることは、人生の満足度を向上させることに繋がるというわけですね。いい人生とは、(資本主義社会に生きているので)マネーリテラシーがある人生。かもしれません。

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口座を開設する時は…

さて、実際に口座を解説する時に、ちょっと気になること。それは、「税金」。

もちろん、NISA制度しか使わないのなら、何も気にする必要はありませんが、NISA以外も活用して資産運用をしようと思うなら、避けては通れない道が、「税金」です。

税金関係に関しても、めちゃめちゃ有料級の情報を発信している方もいます。自分がオススメする方は、公認会計士の、山田真哉さん。

投資だけでなく、その他税金に関する情報発信もして下さっているので、本当にありがたいです。

口座を開設する時には、「特定口座・源泉徴収あり」にすると、確定申告不要(場合によっては、申告をしたほうが有利ではある)とかいった情報も発信してくれているので、素晴らしい。

今の時代、SNSってスゴイなぁ。

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まとめ:配当金が勝手に降ってくる日常は素晴らしい。

さて、配当金に関しては、あまり触れてきませんでしたが、基本的には、国債を保有していると月一回。株式を保有していると、年四回の配当金を受け取ることが出来ます(高配当のJEPIは、毎月配当です)。

何もしなくても、お金が降ってくる状態とは、このことを言います。

配当金が配られたら、また、再投資。この単純作業の繰り返し。

単純作業故、複利の力が大事になってくる。それが投資。

ここまでの内容を踏まえると、このことがどれほど大事なのかが分かるかと思います。

①支出を減らす。
②余剰資金を生み出す。
③投資をする。
④配当金を再投資する。

たったこの4つの基本行動が、老後資産を作る上では本当に大事。コレを極めた人が、「FIRE」しているのが現在の状況。

基本行動が一番難しい。というのは、よく知られた話かもしれません。ただ、この基本的なことを愚直に徹底することが出来るなら、資産運用のその先に、豊かな人生が待っていることでしょう。

「複利」というシステムを活用するためにも、マネーリテラシーは高めたいし、実際に、配当金を受け取りながら生活していると、周りとの知識の差にも気づくようになるかもしれません。

なんというか、マネーリテラシーがあるのと無いのとでは、お金に対する温度感が違うので、結構、価値観が合わないなぁ。と感じることも増えてくるかもしれません。自分自身にとって、価値のあるものを見直しているが故、あまり周りも気になることは無いかもしれませんが、マネーリテラシーがあると、なんとなく、一歩先を歩いているような感覚にはなるかもしれませんね。

最後に本音。

マジで、何もしなくても定期的にお金が降ってくるのは、最高だと思う!

毎月数千円?一年で、数万円?少ないと思う?

でも、冷静に考えて。国民一人に十万円給付するって政府が言った時に、スゴイ騒ぎだったよね。でも、投資を続けていれば、一年で十万円くらいの不労所得は、簡単に目指せるゴールだよ?500万円の資産を年利回り2%とかで良いんだよ?それだけで、毎年、十万円給付だよ?すごくない?

まぁ、コレも、マネーリテラシーの賜物です。

自分自身、まだ、二桁万円の配当利回りを受け取れるほど投資を続けている訳では無いので、これからも地道に投資を続けていこうと思います。

まぁ、様々な知識を積み重ねることも、投資の一つかもしれませんね!笑。

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