A / an, one を適切に使い分ける 英語文法解説 上級編 part 44

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第44回:a / an, oneを名詞の前で使い分ける

どれも、「一つの」を表しますが、どのように使い分けるのでしょうか?

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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不定冠詞「a/an」と「one」の使い方

  1. a/anの使い方:
    ・子音で始まる単語や子音の発音がする単語には”a”を使います。
    例)a university, a European, a one-parent family
    ・母音で始まる単語や発音が母音で始まる単語には”an”を使います。
    例)an Italian, an umbrella, an hour, an honour, an orange
    ・A, E, F, H, I, L, M, N, O, R, S, Xから始まる略語には”an”を使います。
    例)an MP, an FBI agent, an IOU
    ・略語が単語として発音される場合は”a”を使います。
    例)a NATO general, a FIFA official
    ・ただし、略語が単語として発音されない場合は”an”を使います。
    例)an OPEC meeting
  2. a/anとoneの使い分け:
    ・a/anは、ある特定のものや事柄を指す場合に使います。
    例)I really need a cup of coffee.
    ・数や量を表す表現にも”a/an”を使います。
    例)three times a year, half an hour, a quarter of an hour, a day or so, 50 cents a litre
    ・”a/an”と”one”は、単数可算名詞については同じように使えます。
    例)We’ll be in Australia for one year. → We’ll be in Australia for a year.
    ・”one”を使うと、時間や量などが強調されます。
    例)He weighs one hundred and twenty kilos!
    ・ただし、1つだけを指す場合は”one”を使います。
    例)Do you want one sandwich or two?
  3. oneの使い方:
    ・”one”は、1つのものを強調する場合に使います。
    例)I just took one look at her and she started crying.
    ・”one”を使うことで、1つのものが明確になります。
    例)Are you staying only one night?
    ・”one”を使った表現として、”one…other/another”があります。
    例)Close one eye, and then the other.
    ・また、”one day”、”one evening”、”one spring”などのように、特定の日や季節を表す場合にも使います。
    例)Hope to see you again one day.

具体例

  1. Examples of using “a/an”:
  • I saw a black cat on my way home. (the noun “cat” starts with a consonant sound)
  • An hour ago, I finished my work. (the noun “hour” starts with a vowel sound)
  • She is a one-parent family. (the phrase “one-parent family” starts with a consonant sound)
  • An FBI agent visited our office yesterday. (the abbreviation “FBI” is pronounced as “ef bi ai” which starts with a vowel sound)
  1. Examples of using “a/an” to talk about a particular but unspecified person, thing, or event:
  • I need a new phone. (referring to a particular but unspecified phone)
  • Can you lend me a pen? (referring to a particular but unspecified pen)
  • I have a meeting tomorrow. (referring to a particular but unspecified meeting)
  • She is looking for a job. (referring to a particular but unspecified job)
  1. Examples of using “one” to emphasize the length of time, quantity, amount, etc.:
  • He ran for one hour without stopping. (emphasizing the length of time he ran)
  • I only have one dollar in my wallet. (emphasizing the small quantity of money)
  • She has only been to one country in her life. (emphasizing the small amount of travel experience)
  • I can eat only one piece of cake. (emphasizing the small quantity of food)
  1. Examples of using “one” to talk about only one thing or person rather than two or more:
  • Can I have one hamburger, please? (referring to only one hamburger)
  • I’m staying for one night only. (referring to only one night)
  • I bought one book and one pen. (emphasizing the specific number of items)
  • He has only one sister. (emphasizing the specific number of siblings)
  1. Examples of using “one” in phrases such as one day, one evening, one spring, etc.:
  • One day, I hope to travel to Japan. (referring to a particular but unspecified day in the future)
  • I remember one evening when we had a great time together. (referring to a particular but unspecified evening in the past)
  • One spring, I planted a beautiful garden in my backyard. (referring to a particular but unspecified spring in the past)

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Hey, do you want to come with me to the mall?
(一緒にショッピングモールに行かない?)

Sure, I want a new shirt.
(いいよ、新しいシャツが欲しいんだ。)

Great! How about we meet there in half an hour?
(いいね! 30分後にそこで会おうか?)

Sounds good, I’ll see you in a bit.
(いいよ。また後でだね。)

Perfect, I’ll grab a coffee while I wait.
(待ってる間にコーヒーでも買ってるよ。)

I might do the same. Can I get you one too?
(私もそうしようかな。自分が買っておこうか?)

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Q. この記事の要点は?

A. a/an, one の使い分けを確認しました。

  • 「A」は、子音音で始まる名詞や名詞句の前に使われます。母音の文字で始まるが、子音音で始まるものも含まれます。
  • 「An」は、母音音で始まる単語の前に使われます。無音の「h」を含む単語や、一部の略語も含まれます。
  • 「A/An」は、特定されていない人、物、またはイベントについて話す場合、数量や数式の表現、所有格の「a…of…」の形式にも使用されます。
  • 「One」は、1つのものや人物に言及することを強調する場合に「a/an」の代わりに使用することができます。
  • 「One」は、「one day」などのフレーズで特定されているが未指定の日などを意味するためにも使用されます。

次回の文法解説は?

A / an, the そして、冠詞を使わない時

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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