it is said that… という文の形 英語文法解説 上級編 part 25

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第25回:受動態の形を使った表現

誰かに情報を伝える時に使える表現です。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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受動態を使って、報告をする

受動態は、誰が言ったかを明記する必要がない場合に、人々が言ったことや考えたことを報告するためによく使用されます。このような場合、受動態は文章の重要な情報を文末に配置するのに役立ちます。例えば、Government sources say that the damage is extensive.「政府筋が、被害が広範囲に及んでいると言っている」と言う代わりに、受動態を使ってIt is reported that the damage is extensive.「被害が広範囲に及んでいると報告されている」と言えます。

受動態で使用できる動詞には、allege、announce、assume、believe、claim、consider、demonstrate、discover、establish、estimate、expect、feel、find、know、mention、recommend、reveal、say、show、suggest、suppose、think、understandが含まれます。ただし、encourage、persuade、reassure、remind、tell、warnなどの動詞は、「it」と受動態を一緒に使用することができません。

「主語 + 受動態 + 不定詞」を使うことで、文の主語を強調することができます。「被害が広範囲に及んでいる」と報告する場合、itを使った「報告によると、被害が広範囲に及んでいる」という代わりに、The damage is reported to be extensive.「被害が広範囲に及んでいる」と言うことができます。

情報を伝えたり、発見したりする場合に、「it」+ 受動態 + wh-節を使用することもできます。”It has now been revealed who was responsible for the accident.”「責任を負う人物が誰であるかが明らかになった」と言うように使えます。また、「that there」で始まる文節に対しては、「there」+ 受動態 + to be/have beenを使用することができます。”There are thought to be too many obstacles to peace.”「平和に向けての障害が多すぎる」と言うように使えます。

まとめると、受動態は人々が言ったことや考えたことを報告するのに便利なツールであり、文章の重要な情報を強調するのに役立ちます。適切な動詞や構造を使って受動態を正しく使うことで、情報を明確かつ効果的に伝えることができます。

具体例

  1. People in the neighborhood have been told that a new park will be built soon.
  2. It is rumored that the company is going to lay off a large number of employees.
  3. The movie is reported to have been filmed in Spain.
  4. It has been discovered that the company has been involved in fraudulent activities.
  5. There are believed to be several key witnesses to the crime.
  6. The decision to cancel the concert was made by the organizers.
  7. The accident was said to have been caused by a faulty brake system.
  8. The team was warned to be careful during the next game.
  9. It was suggested that we move the meeting to a different time and location.
  10. The building is supposed to be haunted by ghosts.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Hey, have you heard about the new company policy?
(ねえ、新しい会社の方針を聞いた?)

No, what is it?
(聞いてないよ。どんな方針?)

It has been announced that all employees will be required to attend a mandatory training session next week.
(全ての従業員が来週必修の研修に参加する必要があると発表されたんだ。)

Oh, I see. Do you know who made that decision?
(ああ、そうなんだ。誰がその決定をしたか知っていますか?)

It was decided by the management team. It is believed that the training will help improve productivity in the workplace.
(経営陣によって決定されました。職場の生産性向上に役立つと信じられています。)

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Q. この記事の要点は?

A. it is said that…のような構文を確認しました。

代表的な動詞には、”said”, “alleged”, “believed”, “considered”, “known”, “reported”, “thought”, “understood”があります。これらの単語を使って受け身の文を作るときは、主語を”It”にするか、「主語 + be動詞 + 〇〇 + to + 動詞の原形」の形を作ります。また、「be supposed to + 動詞の原形」の形で、「〇〇と言われている」「〇〇らしい」「〇〇のはず」「〇〇すべきではない」といった様々な意味を表現できます。これらの表現を理解し、実際に使えるようになると、様々な場面で応用が利く表現となります。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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