受動態の使用方法 英語文法解説 上級編 part 24

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第24回:受動態を使うときとは?

どのような場合に、受動態が好まれるのかを確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

受動態のまとめ画像

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Q. どんな時に受動態を使うの?

A. 「誰(が原因なのか)」をいうことを避ける時です。

受動態の文は様々な理由で非常に役立ちます。たとえば、「行為主」(能動態の主語)を言及したくない場合、特に「誰が行ったのか」が不明重要でない、または明らかな場合、受動態を使用することがよくあります。形式的な文脈では、「誰が原因なのか」の言及を避けるために受動態を使用する場合があります。

また、公的文書で、手続きや過程を説明するときにも受動態を使用します。この場合、行為主を完全に省略し、行動に焦点を当てることがよくあります。例えば、核廃棄物処理のような技術的なテーマを扱う場合、これは非常に効果的です。

また、受動態を使用することで、文の話題を文頭で伝えることができます。例えば、ある機械がどれ程効果的かといったような、特定の側面を強調したい場合に非常に役立ちます。

一方、特定の動詞に関しては、同じ意味を表す名詞があるため、その名詞が受動態の主語として使われることがあります。これにより、能動態と同じ意味を表現できますが、異なる強調やトーンを持たせることができます。

最後に、that節を受動態の文の主語にする代わりに、it節を使用することが一般的です。

まとめると、受動態は英語でアイデアを表現するための効果的な表現です。技術文書、フォーマルなレポート、またはカジュアルな会話を書く場合でも、受動態を使用することでより効果的にポイントを伝えることができます。

具体例

  1. Examples of using passives to omit the agent:
  • My car was stolen last night. (agent is not known)
  • Pizza is loved by people all over the world. (agent is ‘people in general’)
  • The report was written by John. (agent is unimportant)
  • The book was written by J.K. Rowling. (agent is obvious)
  1. Example of using related nouns as the subject of passive sentences:
  • The completion of the project will be overseen by the project manager.
  1. Example of using the passive to put long subjects at the end of a sentence:
  • The new sports complex, which includes a swimming pool, a gym, and tennis courts, is being built by the city council.
  1. Example of using an it-clause instead of a that-clause as the subject of a passive sentence:
  • It is believed that the company will announce a merger next week. (instead of “That the company will announce a merger next week is believed by many.”)

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Hey, do you know who broke into my office while I was on holiday?
(ねえ、私が休暇中に誰かが私のオフィスに侵入したのを知ってる?)

I’m not sure. Your office was broken into? That’s terrible.
(あなたのオフィスに強盗が?それはひどいね。)

Yeah, but it’s okay now. The police are investigating.
(うん、でも今は大丈夫。警察が調査してるんだ。)

That’s good to hear. It’s important to be careful with security.
(良かったね。セキュリティには気をつけることが大切だよね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 受動態を使う時について確認しました。

受動態は、主語(対応する能動態の主語)を省略して、byを含む前置詞句を省略することができるため、動作主が不明、一般的な人々、または重要でない場合によく使用されます。事実に基づく文章では、動作主が省略され、また、形式的な文脈では、動作主を言及する必要がないために受動態が好まれます。いくつかの動詞には、同じ意味を表す名詞があり、受動態の主語として使用できます。受動態を使用することで、話題を文の先頭に配置することができます。受動態の文では、that節を受動態の主語にする代わりに、it節を使用するのが自然です。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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