再帰代名詞に対する理解を深める 英語文法解説 上級編 part 60

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第60回:再帰代名詞を使う時に気をつけること

「-self」が付いた言葉の使い方です。理解を深めていきましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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再帰代名詞の使用方法

再帰代名詞は、自分自身を指すために使用される代名詞であり、強調や意味の明確化に使われます。さらに、一部の場合では男性か女性かを特定せずに言及するために、”themselves” という再帰代名詞が使われることもあります。

再帰代名詞の一般的な使用

  • 再帰代名詞としてよく使われるものには “myself” や “yourself” などがありますが、一部の人々は、男性か女性かを特定せずに文の主語を指すために “themselves” を使用します。
    例:「The author of the letter describes themselves as ‘a senior government official’」(手紙の著者は自分自身を「高級政府公務員」と表現しています。)
    例:「Who wants to go through life by themselves, without friends?」(誰が友達なしで一人で人生を過ごしたいと思うでしょうか?)

強調のための再帰代名詞の使用

  • 強調をするために再帰代名詞を使用することがあります。また、主語が特定の行動を引き起こしたことを強調するためにも再帰代名詞が使用されます。
    例:「Salma worked hard and got herself promoted.」(サルマは一生懸命働いて自分自身を昇進させました。)(自分自身の努力によることを強調)
    例:「Salma encouraged me to apply for the senior manager position, but she got promoted herself.」(サルマは私に上級マネージャーのポジションに応募するように勧めましたが、彼女自身が昇進しました。)(サルマが昇進したことを強調)

前置詞と再帰代名詞

  • 前置詞の後には再帰代名詞を使用します。前置詞の目的語が文の主語と同じ人または物を指す場合は、再帰代名詞を使う必要があります。
    例:「He was pleased with himself.」(彼は自分自身に満足していました。)(”him” ではなく “himself” を使用)
    例:「I remember closing the door behind me.」(私は自分の後ろにドアを閉めたことを覚えています。)(”myself” ではなく “me” を使用)
  • ただし、主語と前置詞の句が同じ人や物を指していることを明確にする必要がある場合は、前置詞の後に再帰代名詞を使用します。
    例:「She bought the bracelet for herself.」(彼女は自分自身のためにブレスレットを買いました。)(”her” ではなく “herself” を使用)

再帰代名詞は、自己強調や意味の明確化に役立つ重要な文法要素です。一般的な再帰代名詞(”myself”、”yourself” など)のほかに、男性か女性かを特定せずに文の主語を指すための “themselves” も使用されます。また、再帰代名詞は強調のためにも使われます。さらに、前置詞の後には再帰代名詞を使用し、主語と前置詞の句が同じ人や物を指していることを明確にします。正しい文脈で再帰代名詞を使い分けることは、正確な意味の伝達に役立ちます。

具体例

  1. In addition to the usual reflexive pronouns (myself, yourself, etc.) some people use themselves to refer to the person who is the subject of the sentence, to avoid saying whether the subject is male or female:
  • Example: The applicant should describe themselves in the cover letter. (referring to a person without specifying gender)
  1. We can use reflexive pronouns for emphasis in various ways:
  • Example: She studied the material herself to understand it thoroughly.
  • Example: They built the house themselves, without any professional help.
  1. If the object of a transitive verb refers to the same person or thing as the subject, then that object must be a reflexive pronoun:
  • Example: He taught himself how to play the guitar.
  • Example: She reminded herself to buy groceries on the way home.
  1. When the subject and object after a preposition refer to the same person or thing, we use a reflexive pronoun after the preposition:
  • Example: He was proud of himself for completing the marathon.
  • Example: She took care of herself during the trip.
  1. Myself is sometimes used after “and” and “or” instead of “I” or “me”:
  • Example: Sarah and myself worked together on the project. (informal usage)
  • Example: Please send the email to either John or myself. (informal usage)

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

I’ve been hesitant to speak up in meetings.
(最近、会議で発言するのに躊躇してしまってるんだ。)

I think you have to have the courage to be yourself and speak up. Don’t be afraid to express yourself.
(自分らしく、思ったことを言う勇気を持つことが大切だと思うよ。自己表現を恐れることはないよ。)

You’re right. It’s just that I worry about what others might think.
(まあ、他の人たちがどう思うか心配なんだ。)

Remember, it’s important to value yourself and your opinions. Don’t let the fear of judgment hold you back.
(自分と自分の意見を大切にすることが重要だよ。他人の評価に怯えて自分を抑え込まないで。)

I guess I need to start believing in myself more.
(自分自身にもっと自信を持つ必要があるんだろうな。)

Absolutely! Believe in yourself and trust that your ideas are valuable. You have a unique perspective to contribute.
(まさにその通り!自分を信じて、自分のアイデアが貴重であることを信じてほしい。独自の視点を持っているからね、きっと貢献できるはずだよ。)

Thank you for encouraging me. I’ll try my best to be more confident.
(励ましてくれてありがとう。もっと自信を持つように頑張るよ。)

That’s the spirit! Embrace your authenticity and let your voice be heard. I’m sure your insights will make a positive impact.
(その気持ちだ!自分らしさを受け入れて、声を大きく出してみて。きっと君の洞察力はポジティブな影響を与えるはずだよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 再帰代名詞の使い方を確認しました。

  • 通常の再帰代名詞(myself、yourselfなど)に加えて、一部の人々は性別を明示せずに文の主語を指すために「themselves」を使用することがあります。
  • 「oneself」(またはよりカジュアルな「yourself」)は一般的な人々を指すために使用されます。
  • 強調をするために再帰代名詞を使うことがあります。また、主語が特定の行動を引き起こしたことを強調するためにも再帰代名詞を使用します。
  • 及び、前置詞の後に主語と目的語が同じ人や物を指す場合には再帰代名詞を使用します。
  • 再帰代名詞は、動詞に直接目的語がある場合は使用せず、代わりに人称代名詞を使用します。
  • 「myself」は、「and」や「or」の後に使われることがありますが、これは誤った使用とされることもあります。

次回の文法解説は?

one と ones の違いとは?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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