「あれ・これ」を英語でも使えるようにする 英語文法解説 初級編 part 74

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第74回:指示代名詞の使い方を理解する

日本語でもよく使う、「あれ」「これ」を
表す言葉、「指示代名詞」について確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

指示代名詞のまとめ画像
 

Q. 「あれ」「これ」は、英語で何て表現するの?

A. 「あれ」…「that」、「これ」…「this」
「あれら」…「those」、「これら」…「these」
これらの言葉を使います。

日本語でもよく使うので、ニュアンスは理解できると思いますが、
一応、それぞれの表現について確認してみましょう。

「これ」「これら」を使う時

  • 「これ」…this ←1個のものを指している
  • 「これら」…these ←複数のものを指している

「this/these」を使う時は、
「手元にあるもの」について言いたい時になります。

「あれ」「あれら」を使う時

  • 「あれ」…that ←1個のものを指している
  • 「あれら」…those ←複数のものを指している

「that/those」を使う時は、
「遠くにあるもの」について言いたい時になります

「this/these」「that/those」いずれの表現も、
直後に名詞を使って、「この(これらの)〜」「あの(あれらの)〜」
とする時もあれば、
単に、「this (these)」「that (those)」だけを使って、
「これ(これら)」「あれ(あれら)」を指す時もあります。
直後に名詞を使わない時は、文脈や、その状況から
何を指しているのかが分かる時になります。

これらの言葉の使い方については、
日本語の使い方と、大して変わらないので、
気にする必要もないかもしれません。

※補足:「that」を「あれ」以外の意味で使うこともある

  • その時に起こった出来事
  • 誰かが言ったこと

これら2つのことを「言い換えて」
「that」で表すこともあります。

日本語だと、「それは、…」
と相手が言ったことを言い換えて返事をするかと思いますが、
英語では、「that」
を使って、言い換えて、返事をしているということです。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

This bag is expensive.
このカバンは高い。

I want to buy these shoes.
私はこれらの靴が欲しい。

Who is that ?
あれは誰?

Look at those flowers.
あの花を見て。

I’m sorry, I’m late.
ごめん、遅れた。

That‘s all right.
大丈夫だよ。

You can eat raw fish, can’t you ?
あなたは刺し身を食べれるよね?

Yes, that‘s right.
うん。食べれるよ。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる指示代名詞の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I like these comic books. I haven’t read those comic books yet.
この漫画は好きなんだよなぁ。
あの漫画はまだ読んでないなぁ。

I read that book. I haven’t read this book yet.
あの本は読んだ。この本はまだ読んでない。

I’ll buy this one.
これを買おう。

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Q. この記事の要点は?

A. 「this」「these」「that」「those」
について確認しました。

今回扱ったこれらの言葉は、指示代名詞とも言います。
「物」や「言ったこと」などを指して
「それは〜」と言い換えることが出来るので、
これらの4つの言葉を使い分けながら、
適切な表現が出来るようになると良いでしょう。

「単数・複数」の違いはありますが、
日本語の感覚と同じなので、覚えやすいと思います。

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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