2022 2/28~3/6 1ヶ月が早いという感覚にも、2種類あると思う。という話

と、タイトルにもある通り、「1ヶ月あっという間!」みたいな雑談を1年のうち12回繰り返したら、「1年あっという間だね!」なんて事になって、新年を迎えるというのが、いつもの流れみたいに思えるのだけれども、そんな「あっという間」の感覚を改めて考えてみよう。というのが今週の雑記。

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「あっという間」の感覚を2種類に分ける。

巷でよく耳にする、そして、多くの人が何気なく使う「あっという間」の多くは、「何もしないで1ヶ月が終わってしまった。」とか、「1年経ったのに何もできなかった。」といった、「何かをした実感がない」という感覚だと思う。

感覚、というより、辛辣なことを言うと、実際に何もしていないのだと思う。

いつものように朝ごはんを食べて、いつものように通勤・通学などで移動して、仕事や学業をこなし、家に帰って夜ご飯を食べ、寝る。このありきたりな流れに嫌気が差して、休日に、趣味や買い物といった名目でストレス発散する。という所までが1セット。この流れを約52週間繰り返した所で、1年が終わる。

つまるところ、退屈な毎日とストレス発散という刺激的な休日の繰り返し。同じことの繰り返しで気付いたら1ヶ月、とか、1年というパターン。

この1つ目の感覚を「ハムスターの回し車パターン」と名付けよう。

さて、2つ目の感覚は、文字通り、「楽しいと思えることをしていたら、時間が溶けたパターン」

友達とお喋りしていたり、趣味に没頭したり、自分のやりたいと思っていることだけに集中した結果、気付いたらもうこんな時間!みたいな感覚。

この感覚は、心理学用語で言うと、「フロー」と呼ばれ、スポーツ用語に変わると「ゾーン」と呼ばれる感覚になる。

「フロー」またの名を「ゾーン」と言うこの感覚に入るためには、興味のあることに対して、(又は集中できることに対して)多少困難だけれども、やってみると出来るくらいの難易度のことに挑戦している時に、起こる体験だと言われている。

簡潔にまとめると、「フロー」とは、その時にしていることに対して没頭している状態。ということ。

さて、こと人生の時間において、1つ目の「ハムスター回し車パターン」と2つ目の「楽しいと思えることをしていたら、時間が溶けたパターン」のどちらが良いかと言われれば、もちろん、2つ目の方だと思うのだけれども、「人生はそんな甘くないんだよ。」と言う声がなんとなく聞こえる。

もちろん、人生に没頭出来れば本当に幸せなのだと思うけれども、人生においては、集中を妨げる物事に溢れている。

世の中のニュースやら出来事は毎日のように更新され、その度に感情を乱され、

ニュースに注意が向いたかと思えば、ふと、老後の生活が不安になったり、

とりあえず今のことに集中しようと思えば、例えば、仕事の責任感に押し潰され、

責任を果たしたら果たしたで、次は、他人からの期待に押しつぶされる。そんな毎日。

とりあえず、生きているだけで、注意を逸らす要因がなんと多いことか。

ネガティブなもの、というか、休みじゃないときに起こりそうなことだけを挙げたけれども、これが休日になると、

休みだから、ゆっくりしようと思ったら、予定にない買い物やらに行かないといけなかったり、

趣味に没頭しようとしても、休みの日は休みの日で、何かと頼まれることも多くなってしまって、

結局、あまり何もできず、いつものように過ごしてしまう。

なんてことになりかねない。

注意を逸らす物事が周りにあるだけで、「フロー」からは遠ざかる一方。

子供の頃とかは、よくこういった類の感覚を覚えると思うけれど、年齢を重ねるにつれ、1つのことに没頭できているという感覚は減っていくようにも思える。

これは、「興味のあるものがないから」か、「年をとって集中力が持たないから」か、「挑戦してみようといった意欲が失われたから」か。

とりあえず、どれをとっても、年齢を言い訳にできる辺りがまた、たちが悪い。

そうやって、いつもの日常に固執すると、「常識」が固定化されて、新しい世界を受け付けなくなるという、先週考察した辺りの話に戻っていくのだろう。

そもそも、「何かに固執する」ということは、その「何か」以外のものに対する理解を示さないのと同じようなものだから、当たり前なのか。

人生に没頭しようと思ったら。

そう。結局の所、同じ言葉で、「1ヶ月があっという間だった!」と表現したとして、その意味合いが、「自分が没頭したいことに没頭できた1ヶ月だった!」みたいな感じで1年を終えられると、「また、来年も頑張ろう!」となるのだろう。

没頭するために、

まずは、やってみたいと思える何かを探すところから始めるのか、

やってみたいと思える何かがあるなら、その「何か」に集中するための時間を作るのか、

集中するにしても、それを遮る何かがあるのなら、「遮る何か」を遮断する所から始めるか。

環境が劇的に変わることは、生きていると、どこかのタイミングで訪れるけれど、

自分の能力が劇的に変化することは、まずありえない。

そうなると、毎日の行動から少しずつ変えていく必要がある。

日々の生活の中に、新しい何かを取り入れようと思ったら、まず、今の習慣のなかで、無駄だと思える部分を削らないといけない。

そういった細かいアップデートを、人生という名の習慣に対して行わないといけない。こうなると、結局、好奇心と向上心といった心構えが大切になるのだろう。

習慣に対して、受け身になって、「ハムスターの回し車」状態のまま、人生を終えるのか

習慣に対して、能動的になって、「今、この瞬間に没頭できる状態」を作り上げるのか

選び取るのは自分次第。

3月になって、「2月があっという間だったなぁ」なんて思ったけれど、2月はどちらかというと、「今年やってみたいと思えることの1つに取り組めていたなぁ」といった感覚だったから、きっと幸せだったのだろう。このブログも1ヶ月が経った辺り。

雑記は、思考が偏らないように色々なことに興味が持てると良いなぁ。なんて思いながら、3月も、常に没頭できる状態をいつでも作り上げられるようにしておきたい。

そんなことを考えつつ、良い習慣を作り上げて継続できるようにしよう。といった所だろう。

まずは、新しい1週間を、新しい目で見れるようにしよう。

ウクライナが大変な状況だけれども、「争いは早く無くなって欲しい。」なんてありきたりな、けれども、一番大切なことだと気付かされた願いを持ちながら、先週の振り返りを終わろうと思う。

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