自動詞・他動詞を使い分ける 英語文法解説 上級編 part 28

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第28回:自動詞・他動詞・目的語・補語

自動詞やら他動詞やら。どのように使うのかを見てみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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Q. そもそも自動詞・他動詞って、何?

A. 英語における、動詞の分類方法です。

  1. 自動詞とは
    自動詞とは、主語が何らかの動作や状態を行う場合に使われる動詞です。自動詞は目的語を取らないため、文中に自動詞が存在する場合でも、目的語が必要ない場合があります。

例えば、”I slept”(私は眠った)のように、主語が自分自身に対して動作を行っている場合が自動詞の代表的な例です。

  1. 他動詞とは
    他動詞とは、主語が何かを行う際に、他の名詞や代名詞などの目的語を必要とする動詞です。つまり、他動詞は、主語が目的語に何らかの動作や状態を行う場合に使用されます。

例えば、”I ate an apple”(私はリンゴを食べた)のように、主語が目的語である「apple」に対して動作を行っている場合が他動詞の代表的な例です。

自動詞と他動詞は、英語の動詞の中でも最も基本的な分類方法であり、動詞の用法や文法に大きな影響を与えます。これらの違いを理解することは、英語の文法の基礎を理解する上で非常に重要なステップです。

動詞の使い方のポイント

英語の動詞には自動詞と他動詞があります。
・自動詞とは、主語が行為の対象となる動詞のことです。
・他動詞とは、主語が行為の実行者となる動詞のことです。

  1. 自動詞・他動詞の使い分け
    :一部の動詞は、自動詞としても他動詞としても使えます。
    ・他動詞:She closed the door.
    ・自動詞:The door closed.
    「閉める」か「閉まる」のように、動詞の意味が違う場合もあります。
    自動詞としても他動詞としても使える動詞の例
    :begin, bend, break, burn, change, decrease, drop, finish, increase, move, open, shut, start, vary, wake
  2. 目的語を省略できる他動詞
    動詞の意味が文脈から明確な場合は、目的語を省略することができます。
    ・I often sing (songs) in the shower.
    ・She plays (the saxophone) beautifully.
    目的語を省略できる他動詞の例
    :answer, ask, change, cook, dance, drink, drive, eat, fail, park, phone, read, smoke, study, wash, wash up, wave, win, write
  3. 補語を加える動詞 一部の動詞は補語を加えることが必要です。
    ・例:The disease originated in Britain.
    ここでは、どこで発生したかについての情報が必要です。
  4. 前置詞を伴う動詞 一部の動詞は、特定の前置詞を伴って目的語を取ります。
    ・We had to deal with hundreds of complaints.
    ・I’m sure that blue car belongs to Murad.
    動詞+前置詞になる動詞の例
    :adhere to, aspire to, culminate in/with, detract from, differentiate between, incline to / towards, specialize in
  5. 前置詞と目的語を伴う動詞 一部の動詞は、目的語と前置詞を伴って補語を構成します。
    ・I always associate pizza with Italy.
    ・She put the report on the floor.
    動詞+目的語+前置詞の形になる動詞の例
    :attribute… to, base… on/ upon, equate… with, inflict … on, mistake… for, regard… as/ with, remind … of
  6. 形容詞を伴う動詞 一部の動詞は、形容詞を伴って補語を構成します。
    ・The people of this country will hold the government responsible.
    ・Conti pronounced herself fit for the match.
    動詞+目的語+形容詞の形になる動詞の例
    :assume, believe, consider, declare, find, judge, prove, report, think

以上が、動詞の使い方に関するポイントです。

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Hey, did you see the news about the fire at the factory?
(ねぇ、工場で火事があったってニュース見た?)

Yes, I did. Apparently, it started in the storage room.
(見たよ。倉庫から火が出たらしい。)

Really? How did it start?
(ええ?どうして火事が起きたの?)

They haven’t said yet, but I’m sure they will investigate and find out soon enough.
(まだ公表されてないけど、すぐに調査して分かるんじゃない?)

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Q. この記事の要点は?

A. 自動詞と他動詞の使い方を確認しました。

英語における動詞には、自動詞と他動詞の2つの種類があります。

自動詞は、主語が動作を行う動詞で、他の語に影響を与えることなく、文を作ることができます。

一方、他動詞は、主語が他の語に動作を働きかける動詞で、文を作るためには目的語が必要です。

ただし、同じ動詞でも、文脈によって自動詞または他動詞として使われることがあります。

他動詞には、目的語がなくても文脈から意味が伝わるものがあります。一方、ある動詞は補語を必要とします。

ある動詞では、特定の前置詞または前置詞句を伴うことが多く、その後に目的語が続きます。また、目的語に加えて形容詞または形容詞句を必要とする場合があります。

これらの動詞は、通常、形式的な文章で使用されます。

しかし、よりカジュアルな文章を作りたい場合は、目的語の後にbeを追加するか、that節を使用することができます。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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