名詞や形容詞を使って報告する 英語文法解説 上級編 part 38

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第38回:報告の仕方にも様々ある。

色々とある報告の仕方を確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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「人々が言ったことを名詞や形容詞を使って報告する方法」

今回は、「人々が言ったことを名詞や形容詞を使って報告する方法」について解説します。以下、今回の内容をステップバイステップで解説していきます。

【Step 1】

まず、人々が実際に言った言葉をそのまま報告する方法として、「名詞を使う方法」 が挙げられます。名刺を使って報告する際には、「報告する節の前に名詞を置き、その後にthat節、to-infinitive節不定詞、wh節を続けます。」ここで、名詞は報告動詞に関連するものが多く、例えば「acknowledgement(認めること)」「statement(声明)」などが挙げられます。また、報告する際に、必ずしも元々の言葉をそのまま報告するわけではなく、自分の言葉で報告する場合もあります。

例えば、「The claim is often made that smoking causes heart disease.(タバコは心臓病の原因となるとよく言われる)」「The jury came to the conclusion that the woman was guilty.(陪審員たちは、その女性が有罪だと結論づけた)」などが挙げられます。

その他にも、「acknowledgement(認めること)」「advice(助言)」「allegation(主張)」「announcement(発表)」「answer(答え)」「argument(論争)」「comment(コメント)」「decision(決定)」「explanation(説明)」「forecast(予測)」「guarantee(保証)」「indication(指示)」「observation(観察)」「promise(約束)」「recommendation(推薦)」「reply(返信)」「speculation(推測)」「statement(声明)」「suggestion(提案)」「threat(脅し)」「warning(警告)」といった名詞が挙げられます。

なお、このような文では通常、thatを省略しません。

【Step 2】

次に、名詞の後にto-infinitive節(不定詞節)を続けて報告する方法が挙げられます。例えば、「I accepted Luisa’s invitation to visit her in Rome.(ルイーザの招待を受けて、ローマを訪れることにした)」「He gave me every encouragement to take up painting again.(彼は、私に絵を再び描くことを勧めた)」などが挙げられます。

また、いくつかの名詞には、that節だけでなく、to-infinitive節(不定詞節)を使って報告することもできます。例えば、「They carried out their threat to dismiss workers on strike.(彼らはストライキ中の労働者を解雇するという脅しを実行した)」のように、threat(脅迫)などが該当します。

その他にも、「decision(決定)」「instruction(指示)」「order(命令)」「promise(約束)」「recommendation(推薦)」「refusal(拒否)」「threat(脅迫)」「warning(警告)」などが挙げられます。

【Step 3】

名詞を使った報告において、その後にwh節を続けることもできます。例えば、「Juan raised the question of when the money would be collected.(ジュアンは、お金がいつ集められるかという問題を提起した)」「Our previous meeting looked at the issue of how to increase income.(前回の会議では、収入を増やす方法の問題を検討した)」などが挙げられます。

その他にも、「explanation(説明)」「discussion(議論)」「problem(問題)」などが挙げられます。ただし、これらの名詞を使った報告では、ofを使ってこれらの名詞の後に続けることが一般的です。

【Step 4】

上記の名詞の多くに対して、as to + wh節または、as to wh-word+to-infinitiveを使うことで、質問の対象や話題について言及することもできます。例えば、「She asked my advice as to what subject she should study at university.(彼女は、大学で何の専攻をすべきかについて、私にアドバイスを求めた)」、「There was some discussion as to whether the price included tax or not.(価格に税金が含まれているかどうかについて、議論があった)」、「Before we left we gave them strict instructions as to how to cook it.(出発前に、それをどのように調理するかについて厳密な指示を指示を与えました)」などが挙げられます。

【Step 5】

that節が続く形容詞を見てみましょう。これらの形容詞は、確実性・不確実性、同意、怒り、イライラ、感謝、強調、確信などを表現します。例えば、「The builders are certain that they’ll be finished by the end of next week.」という文があります。ここで、「certain」は建築業者の感情や意見を表す形容詞であり、that節が続き、建築業者が何について確信を持っているかを報告しています。

一方、不確実性を表現する形容詞もあり、通常wh節に続きます。このような形容詞の例としては、「uncertain」、「not certain」、「unsure」、「doubtful」(通常は「whether」に続く)があります。例えば、「Scientists aren’t sure where the remains of the satellite will land.」という文があります。ここで、「sure」は、科学者たちが衛星の着陸について不確実であることを表現するために否定語と共に使用されています。

最後に、前置詞と名詞句が続く形容詞もあります。これらの形容詞は、ある物事や誰かに対する人の態度を表します。例えば、「Today’s newspapers are very critical of the President’s decision to appoint Mr. Walters.」という文があります。ここで、「critical」は形容詞であり、「of」の前置詞と「the President’s decision to appoint Mr. Walters」という名詞句が続きます。その他のこのような形容詞の例としては、「apologetic」、「complimentary」、「insulting」、「tactful」(「about」に続く)、「dismissive」、「scornful」(「of」に続く)、「abusive」、「sympathetic」(「to/towards」に続く)があります。

具体例

Reporting using nouns:

  • The professor made an observation that the students were struggling with the new material.
  • The company issued a statement that they would be reducing their workforce.
  • The doctor gave me a recommendation to eat healthier and exercise more.
  • The politician’s comment about the state of the economy sparked a heated argument.
  • The weather forecast predicted that it would rain all week.

Reporting using nouns with to-infinitive clauses:

  • My boss gave me an instruction to finish the report by the end of the day.
  • The travel agent gave us a recommendation to stay at a hotel near the beach.
  • The coach’s promise to improve the team’s performance was met with skepticism.
  • The manager’s decision to fire the employee caused a lot of controversy.
  • The police issued a warning to drivers to slow down in the construction zone.

Reporting using nouns with wh-clauses:

  • The customer raised the issue of why their order had not been delivered on time.
  • The committee’s discussion of how to improve the school’s facilities lasted for hours.
  • The student’s question about whether the exam would be multiple choice or essay was answered by the teacher.
  • The team’s speculation about who would win the game turned out to be accurate.
  • The reporter’s observation of where the accident occurred was crucial to the investigation.

Reporting using adjectives:

  • The customer was grateful that the store offered a refund for the defective product.
  • The teacher was insistent that the students complete the assignment on time.
  • The journalist was doubtful whether the government’s economic plan would succeed.
  • The reviewer was very critical of the new movie’s plot and acting.
  • The employee was apologetic about the mistake in the report.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

I heard that smoking causes heart disease.
(タバコは心臓病を引き起こすって聞いたんだけど。)

That’s a well-known claim.
(それは、よく知られた話だね。)

Do you think it’s true?
(それって本当だと思う?)

Scientists are certain that it’s true. There’s no doubt about it.
(科学者たちはそれが真実であることを確信してるから、疑う余地はないよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 名詞や形容詞を活用して報告する方法を確認しました。

人々の発言を報告する方法について、名詞を使う方法と形容詞を使う方法がある。

  1. 名詞を使う方法
  • 報告動詞に関連した名詞を使い、その後にthat節、to不定詞節、wh節を続けることができる。
  • 名詞の例:acknowledgement、statement、recommendation、warning など。
  • 名詞の後には、ofを使ってwh節を続けることが一般的である。
  1. 名詞の後には、as to + wh節またはas to wh-word + to不定詞を使って、質問の主題や議論されたトピックを導入することができる。
  2. 形容詞を使う方法
  • 発言者の感情や意見を報告するために使われる形容詞には、that節が続くものとwh節が続くものがある。
  • 不確実性を表す形容詞は、通常wh節が続く。
  • いくつかの形容詞は、前置詞+名詞句が続くことが一般的である。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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