第112回:「even」を使って、「強調」を加える。
英会話では、頻繁に使われる表現です。
日本語だと、「〇〇すら」とか、「〇〇でさえも」といった
意味になります。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
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ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. 「even」を使うと、どんなことを言い表せる?
A. 「ありえないこと」や、「驚き」
を伝えることが出来ます。
具体的な使い方を確認してみましょう。
「even」の使い方
- 「even」は、文の真ん中で使う。
(→主語と動詞の間、動詞が2個ある時は、1個目と2個目の間)
ex) They are very rich. They even have their own private jet.
(彼らは裕福だ。プライベートジェットも持っているくらいだ。) - 文中に「not」がある時は、「not」の後で「even」を使う。
ex) I can’t cook. I can’t even boil an egg.
(自分は料理が出来ない。ゆで卵すら作れない。) - 「even」の後に、比較級を使うことも出来る。
ex) I got up very early, but he got up even earlier.
(私はとても早く起きたけど、彼はもっと早く起きていた。) - 接続詞「though / when / if」の前で使える。
ex) He never shouts, even when he’s angry.
(彼は決して怒鳴らない。たとえ怒っているときでさえ。)
意味を見て分かる通り、「たとえ」などといった、
「強調」を加えることが出来ます。
様々な例文を見ながら、どのような「強調」になっているのか、
確認を進めてみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- She has met lots of famous people. She has even met the prime minister.
(彼女は多くの有名人と会っている。首相と会ったことすらある。) - I can’t remember anything about her. I can’t even remember her name.
(彼女のことについて、何も思い出せない。彼女の名前すら思い出せない。) - The first question was very difficult to answer.
The second one was even more difficult.
(最初の問題は、答えることが難しかった。
2つ目の問題は、もっと難しかった。) - I won’t forgive them for what they did, even if they apologize.
(たとえ彼らが謝ったとしても、決して許したりしない。) - I couldn’t sleep even though I was very tired.
(とても疲れていたけれど、寝られなかった。) - The print was very small. I couldn’t read it, even with glasses.
(そのプリントは文字が小さかった。メガネを付けても読めなかった。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
Do you know that this group released a new song?
(このグループが新しい曲をリリースしたって知ってる?)
I didn’t know about that. Actually, I didn’t even know this group’s name.
(知らなかった。実際、このグループの名前すら知らなかった。)
What? Even if you aren’t interested in music, you should listen to this song.
(マジで?音楽に興味が無かったとしても、この曲は聞くべきだよ。)
OK. I’ll check it later.
(分かった。後で聞いてみる。)
If you want to know more about this group’s songs, I’ll tell you later.
(もし、このグループの曲についてもっと知りたかったら、教えるよ。)
Actually, I’m not even interested in this music genre.
(実際、この音楽のジャンルに興味がないんだよなぁ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 「even」を使った強調の仕方を確認しました。
会話においては、頻繁に使われる表現になります。
「even」を使うことにも慣れてくると、英語での会話も、
1つ、ステップアップしたことを実感すると思います。
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