「接続動詞」って何? 英語文法解説 上級編 part 21

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第21回:「接続動詞」って、なんだろう?

連結詞と言われることもあるようですが…
どういうことかを確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

接続動詞についてのまとめ画像

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Q. そもそも、接続動詞って何?

接続動詞、あるいは連結詞としても知られる接続動詞は、行動を示さず、むしろ存在や状態、あるいは条件を説明または特定する役割を担います。主語に関する追加情報、例えば主語の状態、または品質を説明するために使用されます。
接続動詞の例として、”be”、”seem”、”appear”、”become”、”remain”、”feel”、”taste” などがあります。

例えば、 “He is a doctor” では、接続動詞 “is” が “a doctor” に接続して彼の身元を説明しています。”The soup smells delicious” では、接続動詞 “smells” が “delicious” に接続してその品質を説明しています。

接続動詞を使うと…

接続動詞の後ろに形容詞または名詞句が使われる場合、それは「補語」と呼ばれます。例えば、「Clara is a doctor」という文では、「is」が接続動詞で、「doctor」が補語です。他の接続動詞には、stayやremainのような状態を表す、いわゆる「being」接続動詞、growやturn outのような変化を表す「becoming」接続動詞、lookやsoundのような様子を表す「seeming」接続動詞があります。

重要なのは、一部の接続動詞は形容詞または名詞句のどちらでも後ろにつけることができる一方、ある動詞は形容詞だけを後ろに続けることができることです。「come」と「get」は接続動詞として使うことができますが、形容詞の後ろにのみつけることができます。また、「appear」や「look」などの接続動詞は、形容詞の後ろに「to be」があってもなくてもよいことがよくあります。

「become」という接続動詞を使うと、変化の過程を表すことが出来ます。他の「come」「get」「go」「grow」「turn」などの接続動詞も変化を表現するために使用されることがあります。しかし、「get」は一般的には非公式な話し言葉や文章で使用され、抽象的または専門的な変化の過程には、「become」が適しています。「go」や「turn」は、色の変化や「go deaf」や「go bad」のような望ましくない状況の変化について話すために使用されます。

全体的に、接続動詞は文の主語を補語につなげる重要な役割を果たし、主語についての詳細情報を提供します。異なる種類の接続動詞とそれらの使い方を理解することは、英語で効果的にコミュニケーションする能力を大幅に向上させることができます。

具体例

例: My sister seems tired after a long day at work.
(「My sister」が主語で、接続動詞の「seems」が「tired」をつなぎ、疲れているという状態を表現しています。)

例: The leaves on the trees turned yellow in the autumn.
(「The leaves on the trees」が主語で、接続動詞の「turned」が「yellow」をつなぎ、葉っぱが黄色く変わったという状態を表現しています。)

例: He grew interested in photography after taking a class in college.
(「He」が主語で、接続動詞の「grew」が「interested」をつなぎ、写真に興味を持つようになったという状態を表現しています。)

例: The soup tastes delicious.
(「The soup」が主語で、接続動詞の「tastes」が「delicious」をつなぎ、スープが美味しいという状態を表現しています。)

例: The company went bankrupt and had to lay off all its employees.
(「The company」が主語で、接続動詞の「went」が主語と述語補語「bankrupt」をつなぎ、倒産したという状態を表現しています。)

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Have you met the new intern, Clara?
(新しいインターンのクララに会ったことある?)

Yes, I have. She seems really competent.
(ああ、会ったよ。とても能力があるように見えるね。)

Yes, she is. Did you know that she is actually a doctor?
(そうだね。彼女が実は医者だって知ってた?)

Wow, really? I had no idea. She certainly proves to be a valuable addition to the team.
(え、本当に?知らなかったよ。彼女はチームにとって貴重な存在になっているね。)

Yes, she definitely does. And she seems to be adapting quickly to our work environment.
(そうだね。彼女はすぐに働きやすい環境に適応しているようだし。)

That’s great to hear. She’s becoming an essential part of the team already.
(それは良かったね。彼女はすでにチームの重要な一員になりつつあるよ。)

Yes, she is. I’m sure she’ll go far in her career.
(そうですね、彼女はきっとキャリアで大成するでしょう。)

I agree. She has the potential to become a great leader someday.
(そうだね。彼女は将来、素晴らしいリーダーになる可能性があるよ。)

Definitely. It’s interesting how people can grow and develop so much over time.
(確かにね。人が成長する様子は興味深いよね。)

Yes, it is. And Clara is a perfect example of that. She has certainly come a long way.
(そうだね。そして、クララはその完璧な例だよね。彼女はまさに成長している真っ最中だよね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 接続動詞とは何かを確認しました。

接続動詞は、文の主語を補語に結びつける動詞であり、動作を表すのではなく、存在状態や様子を説明したり特定するために使用されます。 “be”、”seem”、”appear”などが接続動詞の例です。これらの動詞は形容詞や名詞句に続くことができます。また、”become”、”come”、”grow”などは変化のプロセスを説明するために使用されます。さらに、”go”や”turn”は色の変化や望ましくない状況を話すために使用されます。動詞”come”、”get”、”grow”の後には、漸進的な変化を説明するために不定詞が使用されます。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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