間接話法をマスターする 英語文法解説 上級編 part 32

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第32回:間接話法って、何だ?

間接話法って何だ?ということから、使い方まで、一気に解決します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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Q. そもそも、間接話法って何?

A. 第三者の立場で報告する際に使われる文法的な方法です。

この方法は、主に、誰かが別の人の言葉を伝える際に使われます。

以下は、英語における「間接話法」のポイントです。

  1. 直接話法の文を、間接話法に変換するには、主に二つの変更が必要です。一つは、引用符を除くことです。もう一つは、動詞や代名詞、時制の変更が必要です。

例えば、直接話法で「I am going to the store」と言われた場合、間接話法では、主語の変更や動詞の時制の変更が必要になります。「彼女が店に行くつもりだ」という風に言います。

  1. 間接話法では、一般に「that」が引用の導入部として使われます。しかし、状況によっては、引用符を省略することができる場合もあります。

例えば、He said “I am going to the store”のような直接話法の文は、「彼は店に行くと言った」というように間接話法に変換できます。引用符を省略して「He said that he was going to the store」のように言っても問題ありません。

  1. 間接話法では、疑問符や感嘆符などの句読点が、通常の文とは異なる位置に配置されます。

例えば、「Do you like pizza?」という直接話法の文は、「彼女は私に、ピザが好きかどうか尋ねた」というように間接話法に変換できます。この場合、疑問符は使わず、文末に句点を置きます。

自分自身の言葉で情報を伝える

人々の言ったことや考えを報告する際には、自分自身の言葉で情報を伝えることがあります。この場合、「報告します!」と宣言する部分「報告する内容」がある文を使います。
例:「She explained that she couldn’t take the job until January.」
 :「He didn’t tell me where to put the boxes.」

正確な言葉が重要な場合、引用符を使って直接言葉を報告する

もし正確な情報を伝える場合は、直接言われた言葉を引用符を使って報告することもあります。「’I suppose you’ve heard the latest news,’ she said to me.」「 Of course, Carter replied, ‘you’ll have to pay him to do the job.”」のように報告節が引用符の前、中、または後に来る場合があります。

否定形を報告する場合は、報告動詞を否定形にする必要がある。

誰かが言わなかったことや考えていなかったことを報告する場合は、報告動詞を否定形にする必要があります。「He didn’t tell me how he would get to London.」の形になります。また、否定文を報告する場合は、通常は「報告する内容(that 節以下)」で報告します。「’You’re right, it isn’t a good idea. He agreed that it wasn’t a good idea.」ただし、意味によっては報告節で報告することもあります。

疑問文を報告する場合、wh- word や if/whether を使って報告する

wh-疑問文を報告する場合は、報告節とwh-語を含む節を使用します。「She asked me what the problem was.」yes/no疑問文を報告する場合は、報告節の後にifまたはwhetherで始まる節を使用します。「Liz wanted to know if/whether we had any photos of our holiday.」また、wh-, if-, whether-節では、通常の文で使用する語順を使用します。疑問文の語順(動詞+主語)になっていないことに注意です。

具体例

  1. Quoting and reporting in our own words:
  • Reporting in our own words: She said that she couldn’t take the job until January.
  • Quoting: “I’m really excited to start this new job,” he said.
  1. Placing the reporting clause before, within, or at the end of the quotation:
  • Before: He asked, “When will you be back?”
  • Within: “I’m not sure,” she replied, “but I think it’s going to rain.”
  • At the end: “I don’t really like sushi,” she admitted.
  1. Negatives in reporting:
  • Reporting a negative sentence: “I don’t want to go to the party,” he said. -> He said that he didn’t want to go to the party.
  • Making the reporting verb negative: “I’m not going to the party,” she said. -> She said that she wasn’t going to the party.
  1. Reporting questions:
  • Reporting a wh-question: “What time is the meeting?” she asked. -> She asked what time the meeting was.
  • Reporting a yes/no question: “Did you see the movie last night?” he asked. -> He asked if I had seen the movie last night.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Hey John, did you hear about the new job opening at our company?
(ねえ、ジョン、会社で新しい求人募集をする話について聞いた?)

No, I haven’t heard anything about it. What did they say?
(いや、何も聞いてないよ。何て言ったの?)

They said they can’t take anyone until January.
(1月まで誰も採用しないって言ってたわ。)

Oh, that’s too bad. I was hoping to apply for it.
(あぁ、それは残念だな。俺も応募しようと思ってたんだ。)

Yeah, me too. But at least we have some time to prepare our applications now.
(そうね。でも、少なくとも今から応募の準備をする時間はあるわ。)

That’s true. Thanks for letting me know, Sara.
(そうだね。教えてくれてありがとう、サラ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 間接話法について確認しました。

  1. 人々の言葉や考えを報告する場合、自分自身の言葉で情報を伝えることがあります。
  2. もしも正確な言葉が重要な場合、引用符を使って直接言葉を報告することもできます。
  3. 否定形を報告する場合は、報告動詞を否定形にする必要があります。
  4. 疑問文を報告する場合、wh- word や if/whether を使って報告します。また、wh- word に続く be + 補語の場合、報告文において補語の位置を変更できます。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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