不定詞を省略する。 英語文法解説 上級編 part 65

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第65回:不定詞における動詞の原形以下を省略することもある。

どのような時に不定詞が省略されるのかを見てみましょう。

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to不定詞の省略について

「to不定詞」を使った場合に、不定詞を省略することができる場合や、そうでない場合について解説します。文脈から明らかな場合や特定の名詞や形容詞の後には、不定詞を省略したり使用したりすることができます。ただし、前の文や節でbe動詞が使用される場合には、次の文や節でto不定詞の形が繰り返されます。また、いくつかの動詞や特定の条件文やwh節においては、to不定詞を省略したり使用したりすることができます。それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。

文脈から明らかな場合

文脈から何について話しているのかが明確な場合、to不定詞節に代わりにtoを使用することができます。

  • 例:「I wanted to come with you, but I won’t be able to.」(… to come with you.と繰り返す代わりに)
  • 例:「It might have been better if Rosa had asked for my help, but she chose not to.」(… chose not to ask for my help.と繰り返す代わりに)

ただし、前の文や節でbe動詞が使用される場合、次の文や節ではto不定詞の形を繰り返します。

  • 例:「Leon was frightened – or maybe he just pretended to be.」(… just pretended to.ではなく)

名詞や形容詞の後

多くの名詞や形容詞の後に続くto不定詞節は、省略するか使用するかの選択肢があります。

  • 例:「I’m not going to write another book – at least I don’t have any plans (to).」(または… plans to write another book.)
  • 例:「’Could you and Tom help me move house?’ Well, I’m willing (to), and I’ll ask Tom.」

また、以下のような名詞や形容詞の後でも、to不定詞節を省略するか使用するかが可能です:chance, idea, opportunity, promise, suggestion; afraid, delighted, determined
さらに、いくつかの動詞でもto不定詞節を省略するか使用するかが可能です:promise, agree, ask, begin, refuse, start, try

if節やwh節でのwantやwould likeの後

if節やwh節でのwantやwould likeの後では、to不定詞節を省略するか使用するかができることがよくあります。

  • 例:「You’re welcome to dance if you’d like (to).」
  • 例:「You can do whatever you would like (to).」

ただし、if節やwh節以外の文では、to不定詞節は含めます。

  • 例:「I was planning to see you tomorrow, and I would still like to.」
  • 例:「I offered to clean your car because I really want to, not because I hope to be paid.」

if節やwh節では、likeの後にtoを含めることが一般的ですが、to不定詞を省略することもできます。

  • 例:「You can have one if you like. → You can have one if you’d like (to).」

ただし、wantやwould like、likeの否定形では、if節やwh節でもtoを含めます。

  • 例:「’Shall we go and visit Laura?’ ‘I don’t really want to.」
  • 例:「’He won’t mind you asking him for a loan.’ ‘Oh, no, I wouldn’t like to.」

まとめ:
to不定詞を省略したり使用したりする場合について解説しました。文脈が明確な場合や特定の名詞や形容詞の後では、to不定詞節を省略することができます。また、一部の動詞や特定の条件文やwh節では、to不定詞を省略することができますが、それ以外の場合ではto不定詞節を含める必要があります。正確な文脈に合わせてto不定詞の省略を使いこなし、より自然な英語表現を身につけましょう。

具体例

以下は「Leaving out to-infinitives」に関連する具体例です:

  1. We can sometimes use to instead of a clause beginning with a to-infinitive when it is clear from the context what we are talking about:
  • Sarah loves to swim, and I enjoy it too. (instead of… and I enjoy to swim too.)
  1. After most nouns and adjectives that can be followed by a to-infinitive clause, we can leave out the to-infinitive clause or use to:
  • I have the opportunity (to) travel to Europe next year. (or … the opportunity to travel)
  • He is afraid (to) speak in public. (or … afraid to speak)
  • We refused (to) accept their offer. (or … refused to accept)
  1. After want and would like in if-clauses and wh-clauses, we can often leave out a to-infinitive or use to:
  • If you want (to), you can join us for dinner.
  • Tell me what you’d like (to) drink.
  • Do whatever you would like (to) do.
  1. However, we include to with negative forms of want, would like, and like, including in if-clauses and wh-clauses:
  • I don’t want to go to the party. (not… I don’t want go)
  • I wouldn’t like to disturb him. (not… I wouldn’t like disturb him)
  • If you don’t like to eat spicy food, we can order something else.
  1. With certain verbs that require a complement, we can’t leave out to:
  • She deserves (to) win the competition. (not… deserves win)
  • I expect (to) see you at the meeting. (not… expect see)
  1. In other clauses (not if- and wh-clauses), we include to after want and would like:
  • I was planning to go shopping, and I still want to.
  • I offered to help her because I genuinely want to, not because I expect something in return.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

I wanted to come with you, but something came up.
(一緒に行きたかったんだけど、急用が入っちゃったんだ。)

That’s alright. I understand you won’t be able to.
(大丈夫だよ。そういうときもあるよね。)

I’m really sorry. I was looking forward to going with you.
(本当にごめんなさい。一緒に行くの楽しみにしてたのに。)

No need to apologize. These things happen. Maybe we can plan another outing together in the future.
(謝ることないよ。よくあることだもん。また別の日に一緒にどこか行こうか?)

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Q. この記事の要点は?

A. 不定詞を省略するときについて確認しました。

  1. 文脈から明らかな場合、to不定詞節の代わりにtoを使用することがあります。
  2. to不定詞節に続くことができるほとんどの名詞や形容詞の後では、to不定詞節を省略するか使用することができます。
  3. if節やwh節でのwantとwould likeの後では、to不定詞節を省略するか使用することができます。
  4. ただし、他の節(if節やwh節以外)ではtoを含めます。

次回の文法解説は?

文中での形容詞の位置。

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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