第35回:「had better」や「it’s time…」といった表現の活用法。
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「had better」や「it’s time…」といった表現をどのように使うのか。
その文の型や意味を確認します。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
![](https://www.rabbit-engpiano.com/wp-content/uploads/2022/04/animal_usaghi_netherland_dwarf-e1649679788794.png)
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
![「had better」や「it's time...」といった表現の使い方のまとめ画像](https://www.rabbit-engpiano.com/wp-content/uploads/中級編文法35-1024x724.jpg)
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Q. そもそも、「had better」の意味は何?
A. 「had better」:〜したほうがいい
という意味です。
ニュアンス等も含め確認を進めてみましょう。
「had better + 動詞の原形」が表すこと
- had better + 動詞の原形
:〜したほうがいい
・ニュアンス
→ もし、それをしない場合、後々、問題や危険が起こることを意味する。 - had better not + 動詞の原形
:〜しないほうがいい
※否定文の際の「not」の位置に注意
「have」の過去形「had」が使われていますが、
「had better」で1セットです。
「今〇〇したほうがいい」でも、「未来に〇〇したほうがいい」でも、
「had better」を使って表現することができます。
「had better」と「should」の違い
- had better
:特定の状況で、「〇〇しておかないと…」と忠告する。
:アドバイスに従っておかないと、問題や危険がある。 - should
:どのような状況でも、意見やアドバイスを与える時に使える。
:良いものをオススメするときにも使える。
上記のような違いがあるので、丁寧に区別しておくことが大切です。
「It’s time~」という表現について
- It’s time (人) to + 動詞の原形
:(人が)もう〇〇する時間だ - It’s time + 人 + 動詞の過去形
:(人)はもう〇〇しているはずなんだけど…
動詞の過去形が使われていても、意味としては「現在のこと」を表します。
(仮定法過去として扱われることもあります。)
この、「It’s time + 人 + 動詞の過去形」では、
「(人)が〇〇しているはずなんだけど、〇〇していない。」と
不満を言う際に使われることが多いです。
この不満の度合いを高めると、
「It’s about time + 人 + 動詞の過去形」
:もう流石に〇〇してもよくない?
という表現になります。
合わせて覚えておきましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
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You had better set your alarm.
You’ll never wake up on time if you don’t.
(目覚ましはセットしたほうがいいよ。
そうしないと時間通りに起きないでしょ?)
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When people are driving, they should keep their eyes on the road.
(運転中は、道路の様子をよく見たほうがいい。)
![](https://www.rabbit-engpiano.com/wp-content/uploads/2022/04/animal_mark02_kuma.png)
He’ll be upset if we don’t invite him to the party,
so we had better invite him.
(彼をパーティーに誘わなかったら彼は怒るから、
彼を誘っておいたほうがいい。)
![](https://www.rabbit-engpiano.com/wp-content/uploads/2022/04/animal_mark13_penguin.png)
You don’t look very well. You had better not go out tonight.
(顔色悪いよ。今晩はどこにも出かけないほうがいいと思う。)
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It’s time the government did something about the problem.
(問題に対して、政府は何か働きかけてもいい頃だ。)
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It’s about time he did something instead of just talking.
(彼も、話してばかりいないで何かをすべきだ。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
![イラストで分かる「had better」と「it's time」の使い方](https://www.rabbit-engpiano.com/wp-content/uploads/中級編文法イラスト35-724x1024.jpg)
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補足:イラストの日本語訳
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I think you had better go to bed early. You look so tired.
(メッチャ疲れてるね。早めに寝たほうがいいよ。)
![](https://www.rabbit-engpiano.com/wp-content/uploads/2022/04/animal_mark02_kuma.png)
I know, but I want to take some rest here.
(うん。でも、もう少しここで休みたい。)
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It’s time you went to bed. I think you almost fell asleep.
(そろそろ布団で寝な?もうほぼ寝てたでしょ。)
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I know. I’m going to bed in a few minutes.
(うん。もう少ししたら布団で寝る。)
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It’s about time you went to bed!
(布団で寝ろって言ってんじゃん!)
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Q. この記事の要点は?
A. 「had better」と「It’s time」を使った表現を確認しました。
どのようなニュアンスなのかも含めて、
表現を理解し、活用出来るようにしましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
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次回の文法解説は?
「would」を使った表現について
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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