接続詞「if」の使い方② 英語文法解説 初級編 part 100

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第100回:接続詞「if」を使う時の注意点②(仮定法過去)

文法用語を使うと、「仮定法過去」
今回は、そんな「if」を使った表現の作り方と意味を確認します

 

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

仮定法過去の使い方のまとめ画像
 

Q. 「仮定法過去」って何?

A. 「今〇〇するなら、〜するのに」を表す文法です

文法用語から理解しようとすると難しいので、
「if」を使った文の形から意味を考えてみましょう。

前回確認した「if」を使う時の注意点

  • If it rains today, I will stay home.
    (もし今日(これから)雨が降ったら、家にいるだろう)
  • I will buy those clothes if they aren’t too expensive.
    (もし、値段が高くなければ、あの服を買うだろう。)

上記のように、「if」の後に現在形が使われた場合は、
もう一つの文章は、未来のことを表す文章が続いていました。

意味としては、「もし(これから)〜なら、〇〇するだろう。」
となっていることが分かると思います。

つまり、「if」の後に現在形が続いた場合は、
「未来にどうするか」
ということを表現しています。

「if」の後に過去形を使うと、どうなる?

まず、基本となるルールとして、
「if」の後に過去形を使うと、
別の文章では、助動詞の過去形を使う必要があります。

  • If + 動詞の過去形, 主語 + 助動詞の過去形
    (主語 + 助動詞の過去形 if + 動詞の過去形)
    :もし今〇〇なら、〜するのに。

意味としては、上記のように、
「今〇〇なら、〜なのに。」という、
今に対する願望を表します。

If ~ was/were

「if」の後に、「be動詞」の過去形を使う場合は、
「was」もしくは「were」を使います。
(「were」の方がよく使われます)
意味としては、「もし〜が…なら、」といったものになります。

例文を見ながら、意味も確認してみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

If I wanted to go out, I would go.
(もし出かけたいと思っているなら、出かけてるよ。)

If I didn’t have so much to do, I could go out.
(もしあまりすることが無ければ、出かけることが出来るのに。)

He would be angry if he knew the truth.
(もし彼が真実を知ったら、彼は怒るだろう。)

Life would be boring if every day were the same.
(もし毎日が同じだったら、人生は退屈だろう。)

If I were you, I would not go out.
(もし私があなたなら、外出しないだろう。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる仮定法過去の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

If it is sunny tomorrow, I will go to the park and play soccer with my friend.
(もし明日晴れたら、公園に行って友達とサッカーをするだろう。)

It would be fun if I could play with my friend. I don’t want to do anything today.
(友達と遊べたら楽しかったのになぁ。今日はもう何もしたくない。)

If I were you, I would read some books.
(もし私があなたの立場なら、本を読むと思うよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「if」の後に過去形を使う、
「仮定法過去」について確認しました。

「if」の後に動詞の過去形を使った際には、
別の文では、助動詞の過去形を使うということに注意しましょう。

まずは、
①正確に文を作る練習をすること
②正しく意味を理解しておくこと
この2点が大切です。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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