基本単語「get」を使った重要表現 英語文法解説 初級編 part 56

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第56回:「get」の基本的な意味と、重要表現の確認

単語の使い方は、あまり触れられることがないので、
良い機会だと思って、改めて、「get」の使い方の基本を
確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

getを使った様々な表現のまとめ画像
 

Q. 「get」を使うとどんな意味を表せるの?

A. ①「受け取る、買う、見つける」②「〜になる」
③「着く」④「乗る、降りる」を表せます。

1つずつ確認してみましょう。

get + 名詞:受け取る、買う、見つける

「get」の後に、「名詞」を続けることで、
「名詞」を得る、つまり、「受け取る、買う、もしくは、見つける」
といった意味を作ることが出来ます。

また、get a bus / a train / a taxi などのように、
「乗り物を使う」という意味も表せます。

get + 形容詞:〜になる

get hungry / get cold / get tired etc.

上記のように、「get」の後に、形容詞を続けると、
「形容詞の状態になる」という意味を表せます。

また、形容詞ではありませんが、
get married:結婚する、get dressed:着替える、get lost:道に迷う
という意味も表せます。
いずれも、「〜の状態になる」ということを表せるからでしょう。

get to + 場所:「場所」に到着する

「場所」を得る、つまり、「到着する」
というニュアンスで覚えても良いのかもしれません。

注意するべき表現は、
get here:ここに着く、get there:あそこに着く、get home:家に着く
これらの表現については、「get」の後に「to」を使いません。
「to」を使わない表現として理解しておきましょう。

get in / get on :乗る
get out / get off :降りる

「乗る、降りる」それぞれ、表現が2つずつありますが、
使い分けのポイントは、

  • 自分の車に乗り降りする時
    → get in (into) / get out (get out of a car)
  • 公共交通機関を乗り降りする時
    → get on / get off

と使い分けると自然です。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

Where did you get these clothes?
あなたは、どこでこれらの服を買いましたか?

I got hungry because I didn’t eat lunch.
昼食を食べていなかったので、お腹が空いた。

I tried to get there before 11 o’clock, but I got lost.
11時にそこに着くよう心がけたが、道に迷ってしまった。

He always gets on a train and gets to work at 9:00.
彼はいつも電車に乗り、9時に職場に着く。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かるgetを使った表現の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

She got on a bus. She got to a shopping mall at 10:00.
彼女はバスに乗った。10時にはショッピングモールに着いた。

She got many clothes.
服をたくさん買った。

She didn’t eat lunch, so she got hungry.
お昼を食べていなかったから、お腹が空いていた。

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Q. この記事の要点は?

A. 「get」を使った基本表現を使い分けでした

① get + 名詞:受け取る、買う、見つける
② get + 形容詞:〜になる
③ get to + 場所:場所に着く
④ get in / get out :自分の車を乗り降りする
⑤ get on / get off :公共交通機関に乗り降りする

同じ「get」を使っていますが、どんな言葉を続けるかで
意味が変わってきます。
それぞれ、どのような状況で使える表現なのかを確認しておきましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?

「do」と「make」の意味と表現を、改めて確認!

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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