塾に通う中・高生たちから、「分かりやすい!」
と評判の英文法解説を、記事にしました。
参考にするテキストは、ケンブリッジ大学で出版している
文法書シリーズです。初級編・中級編・上級編を、それぞれ
解説していきます。
簡単なイラストを交えながら、読む人にとって分かりやすく、
易しい文法解説をしたいと思っています。
中学生の学校の復習はもちろん、高校生のテスト対策、
社会人の英語の学び直しまで、用途に合わせて使える
英語の文法学習を提供出来れば良いなと思っています。
ぜひ、ご活用下さい!
第89回:「どちらも」「どちらか」「どちらも〇〇ない」を表現する方法。

今回は、3つの単語に注目して、
それぞれの使い方を確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

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Q. 「どちらも」「どちらか」「どちらも〇〇ない」
それぞれ、英語で何て言うの?
A. 「どちらも」→ both
「どちらか」→ either
「どちらも〇〇ない」→ neither
これら、3つの単語の使い方を確認してみましょう。
① 直後に「名詞」を使う
- Both restaurants are very good.
(どちらのレストランも非常に良い) - We can go to either restaurant. I don’t mind.
(どちらのレストランでも良い。どっちでもいい。) - Neither restaurant is expensive.
(どちらのレストランも高くない。)
上記の例では、選択肢となっているレストランが2つあって、
それらの2つを比較している状況です。
ちなみに、2つ以上のものについて言いたい時は、
「many」や「any」「a lot of」「all」「none」
といった言葉を活用します。
② 直後に「of」を活用する
- Both of these restaurants are very good.
(これら2つのレストランは非常に良い。) - I haven’t been to either of those restaurants.
(私はこれら2つのレストランのどちらにも行ったことはない。) - Neither of the restaurants we went to was expensive.
(私達が行ったレストランは、どちらも高くなかった。)
上記のように、
「both (either / neither) + of」+「the / these / my / Tom’s」
の形を作ることも出来ます。
※「both of」の後に「us / you / them」を続ける場合は、
「of」を省略出来ませんが、
「us / you / them」以外の言葉の時は、省略されることもあります。
③ 「both / either / neither」を使った表現
- both 〇〇 and △△:〇〇も△△もどちらも
I was both tired and hungry when I arrived home.
(私は、家に着いた時、お腹も減っていたし、疲れていた。) - neither 〇〇 nor △△:〇〇も△△もどちらもない
There was an accident in the street where we live,
but we neither saw nor heard anything.
(私達が住んでいる辺りの通りで事故があったが、
私達は、何の音も聞いていないし、現場を見てもいない。) - either 〇〇 or △△:〇〇か△△のどちらか
I’m not sure where Maria is from.
She’s either Spanish or Italian.
(マリアの出身は分からない。スペイン人かイタリア人のどちらかだ。)
「both」「either」「neither」の使い方を、例文と合わせて確認してみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- To get to the town center, you can go along the footpath by the river
or you can go along the road. You can go either way.
(街の中心に行くのに、川沿いを歩くこともできるし、
通りに沿って行くことも出来る。どっちの道でも大丈夫。) - Neither of Tom’s parents is English.
His father is Polish and his mother is Italian.
(トムの両親はイギリス人ではない。父はポーランド人で母はイタリア人だ。) - Neither Joe nor Sam has got a car.
(ジョーもサムも車を持っていない。) - He neither watches TV nor reads newspaper.
(彼はテレビを見なければ、新聞も読まない。) - The movie was both boring and long.
(映画は退屈で、しかも長かった。) - I have neither the time nor the money to go on holiday.
(私は、旅行をするための時間も無ければ、お金もない。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

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補足:イラストの日本語訳

I’ve just made two plans for my holidays, and I think both of them are good.
(休暇の計画を2つ作ったんだけど、どっちも良いと思うんだよね。)

Really? What are you going to do?
(ホントに?何をする予定なの?)

I will go camping to a countryside,
or I will watch some new movies at the theater.
(田舎の方にキャンプに行くか、映画館で新作映画を見ようと思ってる。)

If I were you, I would choose neither of them.
(君の立場なら、どっちも選ばないな。)

What are you going to do if you were in my position?
(君が僕の立場なら、何をするつもりなの?)

Well, I will stay in my house and do nothing.
I might be going to eat some snacks, though.
(家に居て何もしないかな。お菓子は食べると思うけど。)
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Q. この記事の要点は?
A. 「both / either / neither」の使い方を確認しました。
様々な言い方が出来たので、それぞれ、使い方を理解しておきましょう。
また、これらの言葉は、返事をする際に、一言で活用することも出来る
便利な表現にもなります。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
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次回の文法解説は?
英語には、「全て」を表す単語が3つある。
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
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