比較級を使った表現とその使い方 英語文法解説 中級編 part 106

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第106回:比較級の前で使える言葉や、比較級を使った表現

何かを比べる時の表現の幅を少しずつ広げてみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

比較表現のまとめ画像

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Q. そもそも比較級ってなんだっけ?

A. 形容詞に「-er」を付けたり、
「more」を使って、「より〇〇」を表すものです。

今回は、そんな比較級を活用して、様々な表現を作ってみましょう。

比較級を強調できる言葉

比較級の前では、以下のような言葉を使って、
「どれくらい〇〇なのか」といった程度を表すことも出来ます。

  • 「より(多く)〇〇である」ことを付け加える
    much / a lot / far
    ex) Let’s go by car. It’s much cheaper.
    (車で行こう。そのほうがだいぶ安い。)
  • 「少しだけ〇〇である」ことを付け加える
    a bit / a little / slightly
    ex) Could you speak a bit more slowly?
    (もう少しだけゆっくり話してくれませんか?)

また、比較級の前で、「any / no」を活用することも出来ます。
ex) I’ve waited long enough. I’m not waiting any longer.
(もう十分待った。もうこれ以上は待たない。)
ex) This hotel is better than the other one, and it’s no more expensive.
(このホテルは、別のホテルより良い。それに別のホテルより高くない。)

「no / not / any」を使って、比較級の意味を否定している訳ですね。

比較級を使った表現

  • 比較級 + and + 比較級:「より〇〇になっている」
    :継続して変化していることを表す。
    ex) Your English is improving. It’s getting better and better.
    (あなたの英語は上達しています。だんだん良くなってます。)
  • The + 比較級… , the + 比較級 〇〇.:「…になるほど、〇〇になる」
    :1つの出来事が、もう一方の出来事に依存している時に使う。
    ex) The sooner the better.
    (早ければ早いほど良い)
    ex) When you’re travelling, the less luggage you have the better.
    (旅行に行っているときは、荷物は少なければ少ないほど良い。)
    ex) The warmer the weather, the better I feel.
    (暖かくなればなるほど、気分が良くなる。)

これらの表現は決まりきった形の表現になるので、
そのまま覚えてしまいましょう。

※補足:older と elder の違い

「older」は、「誰か」が、より歳を取っていることを表します。
「elder」は、「身内の関係」を表す時に使います。
ex) elder sister (=姉)、elder brother (=兄) など。
「elder than」とはならないので注意しましょう。

例文を確認しながら表現の形を見てみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • It was very hot yesterday. Today it’s a bit cooler.
    (昨日は暑かった。今日は少し涼しい。)
  • I’m afraid the problem is far more complicated than it seems.
    (残念だけど、問題は思ったよりもだいぶ複雑だよ。)
  • The traffic isn’t particularly bad today. It’s no worse than usual.
    (今日の交通状況は悪くない。いつも以上に悪くはない。)
  • Health care is becoming more and more expensive.
    (医療費は、だんだん高額になっている。)
  • The more I got to know him, the more I liked him.
    (彼のことを知れば知るほど、彼のことが好きになった。)
  • The more tired you are, the harder it is to concentrate.
    (疲れていればいるほど、集中することは難しくなる。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる比較表現の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I think you can play the guitar better and better recently.
(最近、だんだんギターが上手になってきてるよね。)

Oh, thanks. I’ve never thought about how better I could play it.
(ありがとう。どれくらい上手に弾けてるかなんて気にもしてなかった。)

The better you can play the guitar, the more interesting it is to play, right?
(上手くなればなるほど、弾くのが楽しくなるんじゃない?)

Yes, that’s right. I always enjoy playing it.
(ほんとにそう。いつも弾くのが楽しいよ。)

What’s more, the better you can play it,
the more difficult songs you can play, can’t you?
(それに、上手くなれば、もっと難しい曲も弾けるんじゃない?)

I need perseverance to practice difficult songs, though.
(難しい曲を練習する忍耐力が必要だと思うけどね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 比較級を使った表現を確認しました。

表現の形が決まっているので、そのまま覚えてしまって、
会話でも使えるように練習を積み重ねてみましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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次回の文法解説は?

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すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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